平素は当神社をご崇敬いただき厚く御礼申し上げます。

小樽本社の鳥居から先の「神体山」ご参拝につきまして、重要なお知らせです。

昨年から今年にかけて、本社周辺に神社の管理人やボランティアを装う不審者が居座り、
参拝者らに声をかけてウソの情報を流し、再建名目の寄付金やお賽銭を騙し取る悪質な詐欺被害が発生いたしました。

この件につきましてはすでに弁護士を通して各種捜査機関に通報済みでございます。

このような被害を防ぐべく、今年の春以降、当神社の職員が滞在して本社(奥宮)に参拝できる「登拝日」を設け、
それ以外の日は、鳥居から先は「立入禁止」といたしました。
しかしながら、それでも立入禁止のロープを超えて侵入する人が後を絶たず、神様はとても悲しんでおられ、職員や崇敬者会員一同、心を痛めておりました。
立入禁止区域への不法侵入は、マナー以前の問題であり、刑法130条に定める明確な違法行為・犯罪であります。

本来、小樽本社の鳥居から先は神様がお鎮まりになる「御神域」であり、大神神社の三輪山などと同じく「神体山」として、みだりに人が立ち入ってはならない禁足地でございました。
そもそも神社の「境内」は信仰上の「聖地」で、誰にでも無制限に解放された公共用地ではありません。
それが近年のマナーの低下が目に余る状態となり、当神社役員会においても問題となっておりました。

そこで、この度、顧問弁護士らと協議した結果、柵と防犯カメラを設置して不審者や不法侵入者らを断固として許さない方針となりました。

これは、善良な参拝者からこれ以上の被害者を出さないためであり、神様の御神威をお守りするためでございます。
神社として、至極当然の措置であり、ご理解くださいますよう、お願いいたします。


神様は、誠の信仰心やマナーのない人に来てもらいたくはありません。
今回の柵の設置によって、本当に神様を大切に思う方々からは賛同と安堵の声が寄せられてきております。
一方、不穏な動きをしていた連中からは批判的な声が上がるかもしれません。
その意味で、これは「立て分け」の柵と言えるでしょう。

良識ある皆さまにおかれましては、これまでの経緯や当神社の方針をご理解いただき、
小樽本社には「登拝日」のご参拝を勧めて頂けるよう、正しい情報の発信拡散にご協力をお願いできれば幸いです。

「登拝日」には、正規の神職による管理のもと、鳥居から先の「神体山」に特別に入山が許され、授与品の頒布や奥宮内での御祈祷も受けて頂くことができます。
具体的な登拝日程は、金吾龍神社の公式LINE@、各種公式SNS、公式ホームページでお知らせいたします。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

                                      宮 司