1962年に実際に発生した脱獄事件をテーマにクリントイーストウッドが主演を務めた脱出劇です。
初見だったのに、なんか見たことがあるなぁって感じたのは、実際にアルカトラズ島に行ったときにあったオーディオガイドでの説明を思い出しました。 この島でのオーディオガイドがかなりの力作なので、サンフランシスコに行った際にはぜひアルカトラズ島ツアーに参加してみてください。
ほとんどラジオドラマ風で実際に演技を聞いているような感じなのです。 しかも、日本語版があるのでずっと聞いていられます。
アルカトラズ島ツアーに行ったことがある人は分かるかと思うのですが、映画の中で登場したダミーの顔や絵を描き続けた囚人の部屋にはそのまま絵が飾られていたりするんですね。 訪問時は、ショーンコネリー主演作の「ザ・ロック」目当てでしたので、大掛かりなセットで撮影したであろうアクションシーンなどは現地には無いので、空想をするだけにとどまったのですが、本作はまるまるアルカトラズ島でロケをしているので、見ているうちに「あ、ここ覚えている!」などの場所が多く映ります。
通気口の裏の導線などはもちろん見ることが出来ないのですが、みんなで食事をしている場所やプレイグランド、シャワー室などはほぼそのまま残っていました。 図書館も残ってたような気がします。
なので、行ってから見るよりも、見てから行ったほうがより楽しめるのではないかと思います。
肝心かなめの脱出のシーンはあからさまにバレてしまいそうな行動をしているのですが、そこは愛嬌で。
モデルになった3人は溺死したとみられていますが、解明しているわけではないことなどを踏まえるに、この映画は疑似ドキュメンタリーのような味わいもあります。 どんどん引き込まれていくストーリー性はやはり事実は小説より奇なり。って感じですね。
おきまりの同性からの性的暴行を受けそうになるシーンもあります。 このシーンに関してはかなり大人数でシャワー室にいるにもかかわらず、徹底したポロリを排除しているのはすごいです。
せっかくなので、撮影した写真を数枚張りたいと思います。
(撮影:ミダス) 上陸前に撮影したアルカトラズ島全景。すごくいい天気の日でした。
(撮影:ミダス) 映画内ではC区、D区など呼ばれてましたが、それぞれに都市名のついた通路があります。
(撮影:ミダス) 殺傷事件の舞台。 現在は鳥の糞で真っ白でした。