- 宮本 延春
- 未来のきみが待つ場所へ 先生はいじめられっ子だった
[目的] オール1のいじめられっ子が、教師になったキッカケと
その過程を知りたい!
[評価] ★★★☆☆・・・良かった!血となり肉となる本
[収穫]
・小学2年生の時、漢字の練習をしている漢字用ノートをいじめっ子
にとりあげられ、消しゴムで消し、馬鹿にしたような笑いを浮かべ
ノートを投げかえしてきました。いじめられっ子の僕は、
何も言い返しません。ノートを見つめ「こんなことされるんなら、
もう書き取りなんかしないほうがいいい」などと考えていました。
→努力の結果(漢字自体)を否定されるとつらい。しかし、
違う結果を出そう、違う人に見てもらおうといった方向に
自分を向けることで、つらさを乗り越えられる。
努力の過程自体(漢字の書き取り練習)を否定されると、つらい
と同時にあきらめが生まれる。これは、人から努力を奪い去る。
当然、結果は生まれず成長できない。
人にも自分にも、努力の過程だけでもしっかり認めることは大切。
・いじめられている側が「自分はいじめられている」と感じた時点で、
すでに「いじめ」になってしまうのです。
→同感!俺が昔から言っていることと同じことである。
・きみの一番大切な人にはできないような行為を、他人にしないでください。
→もし他人をいじめて良いということであれば、きみの大切な人が
いじめられていても良いということになるよね。
だから、いじめも人殺しもやってはダメなんだ。
当たり前のことが分からなくなってきている時代なんだよ、今は。
・ぼくは父の前に出ると、ひどく緊張するようになり、次第に心を
閉ざすようになっていきました。
→怒ってばかりいる人には、心を開かない。
怒られて良い気分の人はいない。叱られるのと、怒られるは違う。
叱ったり注意した時は、必ず褒めることを忘れないようにしよう!
・自分はこれからどう生きていきたいのか?したいことは何なのか?
これらの問題に決着をつける決心をしました。
納得できる答えが出るまでは、絶対に仕事に行かない。
→決心する。やると決める。これは重要!
・やらなかった後悔だけは絶対にしない。僕は決心しました。
やった者には必ず結果が残るが、やらなかった者には未知の
可能性を残したまま、何の結果も残らない。
→どちらか迷ったときは、勇気が必要な方を選ぶんだった。
そして、決めたら実行のみ!とことん実行のみ!!
・人間は目標なしに努力することに苦痛や不安を感じるものです。
努力を惜しまない意志の強さは、具体的な目標を持たなくては
得られません。
きみが心に決めた目標を持つとき、きみの可能性は最大限に開花する。
→成功のノウハウや仕事術を身につけるより、もっと大事なものがある。
それが、具体的な目標だ!
[効能]
生きる目標「物理学」を偶然にも見つけ、それに向かってまっすぐ歩く。
著者は勉強が出来なかったが、それに足をすくわれることなく、
やらない後悔だけはしないと、ひたむきに一から努力し、結果をつかむ。
今の自分をもう一度問いただす機会をくれた一冊であった。
[いじめについて]
いじめをなくすことはできない。なぜなら、幼稚な人ほど他人と
比較することでしか、自分の価値を見つけられないからである。
いじめの対象の条件とは、いじめる側に比べて弱いことである。
いじめられない対象の条件とは、いじめる側に比べて強いことである。
いじめをなくすには、これを利用する。つまり、一つでも良いから
いじめる側よりも優れたものを、自分自身に身につけることである。
これ以外に、私は方法を見つけることが出来ない。
たった一つで良い。
いじめる側が、いじめの対象の優れたものを見つけた時、
最初は潰しにかかる。この潰しに屈せず、優れたものをさらに高める。
いじめる側が、その優れたものが潰れないと分かると
潰す行動自体が意味をなさなくなり、いじめるのをやめるのである。
やめるといっても、いじめの対象を他の人へ変えることになる。
そのときにいじめられる人が、優れたものを身につける。
いじめの対象が変わる。といった具合進んでいくと、いじめの対象が
なくなってしまい、いじめの行き場所がなくなる。
いじめられる側が、いじめる側よりも優れたものを身につけた時、
自分に自信が付きさらに優れた点を身につけようと努力する。
それで、また優れたものを身につけ、どんどん自信を付けていく。
これで、いじめる側いじめられる側の双方向からいじめがなくなっていく。
俺が子供に教えてあげられるとすれば、「勉強の楽しさ」かな?
俺も子供のころ自信があったのは、少しばかり勉強が出来たことだから。