
今回はプラモデル製作時にシンナー、溶剤等を使うのに便利かつ高耐久なガラス製スポイト瓶のご紹介。
シンナーの容器、移し方問題
皆さまはプラモデルの塗装をする際、シンナーをどうやってパレットや塗料皿、エアブラシに入れているでしょうか?
そのまま容器から注ぐか、スポイトを使っていると思います。
そのまま容器から注ぐ場合は分量の調整が難しいですよね。
スポイトを使っている場合は、以下のような不満を感じたことはありませんか?
- しばらく使っているとスポイトに穴が空いてしまう
- どの溶剤に使ったスポイトなのか分からなくなる
- (安物や劣化によって)微妙な量の調整が難しくなる
毎回容器にスポイトを突っ込むのも、埃やゴミの混入が気になります(特にカーモデル作りにおいて)。
スポイト付きのポリ製の容器なども劣化しやすいですよね。
また、ファレホの60ml以上のシンナー容器等は、注ぎやすい形状にはなっているものの、1滴単位で出すのが難しく結局スポイトを使う事になります(筆塗りの場合は1滴単位で調整するので)。
マルエム スポイド瓶について

自分が昔から使っていておススメなのは、今回紹介する「マルエム スポイド瓶」です。
各種シンナーをこの瓶に移して使っています。
シンナー用容器としてかなり優秀です。

この商品は容器は分厚いガラス製、スポイトも高精度なガラスとゴムで出来ています。
蓋の部分のパッキンもしっかりしていて、溶剤の揮発もかなり少ないです(プラ製の外蓋もある2重構造なのも○)。臭いが漏れる事も全然ありません。
元々科学実験等に使うためのもので、高精度かつ高耐久な作りで、10年ぐらい前に買った物でも劣化せずに使えています(強力なツールクリーナーを入れている物でも)。
それもそのはず、この商品を製造している「株式会社マルエム」は医療用・コスメ、ガラス・プラスチック容器サンプリング容器の製造販売をしている専門の老舗メーカーで、昭和初期から理化・医療用ガラス機器を作っているのです。
マルエム社ではスポイトの事を「スポイド」と呼称、表記(この商品の名前も「スポイド瓶」です)しているのも、老舗メーカーならではなのかもしれません。

スポイト部分が柔らかく(普通のスポイトとの大きな違いはココ)、一押ししたときの量も安定しているので、微妙な量の調整もしやすいです。
主要な部分がガラス製なので、シンナー成分でダメージを受ける事もありません。
また、透明なガラスで出来ているので、容器内の残量を確認しやすいのも地味に便利です。
マスキングテープ等で中身の名前を書いて貼っておけば、複数の溶剤の管理もバッチリです。
本当に便利でこれ以上のシンナー用の容器は無いと個人的には思っています。
唯一の難点と言えば、容器内のシンナーの量=高さが1cmより低くなると吸い出しにくくなる点ですが、残量が少なくなったら継ぎ足せば良いのでそれほど問題ではないでしょう。
また、ガラス製なので落としたりして割ってしまわないようにだけ注意が必要です。容器自体は5mm厚ぐらいのしっかりしたガラスで出来ているので、倒したぐらいでは割れません(学校の理科室等で子供に雑に扱われる事も想定しているのかも)。
サイズは10mlから20、30、60、120mlまで揃っています。
自分は補充の手間を考え一番容量が多い120mlを使っています。
お値段はAmazonでは1本755円(税込)ほどです(※価格は変動する場合があります)。
メーカーからまとめ買いした場合の単価が680円とカタログに記載されているので、妥当な小売り価格でしょう。
高いと思われるかもしれませんが、この精度と使いやすさ、耐久性を考えると個人的には高くはないと思います。
スポイド瓶にシンナーを移す際の便利ツール

シンナーをこの容器に入れる際は小さいじょうごを使うと言う手もありますが、これらの注ぎキャップ、ニードルキャップ(写真のニードルキャップは旧製品)を使うのが便利です。
シンナー容器の口にこれらを装着すると、こぼさずにスポイド瓶に移せます。
クレオスの「注ぎキャップ」、ガイアノーツの「ニードルキャップ」の2つで、主要な模型用シンナーのほとんどの容器に装着できます。
- クレオスの注ぎキャップが使えるシンナーのメーカー
クレオス、クアトロポルテ(Tipo マルチシンナー等) - ガイアノーツのニードルキャップが使えるシンナーのメーカー
ガイアノーツ、タミヤ、フィニッシャーズ(ピュアシンナー等)
※クアトロポルテのTipo マルチシンナーですが、容器が金属製の為、注ぎキャップとの間に隙間が出来て若干漏れる場合があります。
シンナー、溶剤が手に入りにくくなっている昨今、今回ご紹介した商品を使って無駄なく使ってみるのも対策の一つかもしれません。
ではまた!

