バンダイ 1/10 宇宙兄弟 ムッタ&アポ EVAセット(0175720)の製作記、第2回です。
今回はキットの組み立てから、塗装前の下地処理(合わせ目消し)までを進めていきます!
さすがはバンダイ製キット、パーツの合いが良く小さいパーツも少ないので、非常に組み立てやすいです。
ただ、宇宙服というデザインの都合上、「モナカ割り(最中のようにパーツを真っ二つに貼り合わせる構成)」の箇所が多く、至る所に合わせ目が出ます。ここを綺麗に処理しようとすると、それなりに手間がかかるキットでもあります(箱や説明書の完成見本でも合わせは目消してないので、消さなくても大丈夫です)。
ムッタの組み立て
今回は「そのまま組んでファレホで筆塗りする」というスタイルなので、仮組みはスキップしてどんどん形にしていきます。
ムッタは一昔前のガンプラのような内部構造ですが、今回は全身を真っ白に塗るため、塗装をラクにするための"後ハメ加工"などは不要です。
スナップフィット(接着剤不要)キットですが、合わせ目をしっかり消したいのと、作業中に隙間が空くのを防ぐため、今回はあえて接着剤を使ってガッチリ組み上げました。
さっそくインスト(説明書)に沿って組み立てていきます。
まずはムッタのヘルメットから。


ヘルメットは本物に近い凝った作り!内側のドーム状の耐圧カバー、可動式の透明バイザー、さらにその上に太陽光から目を守る金コーティングのバイザーが被さるというリアルな多重構造になっています。
ヘルメットの"こめかみ"部分にはヘッドライトユニットも装着。元となったISS船外活動用宇宙服のキットにはここにLEDライトが仕込めるギミックがあったのですが、残念ながらこのキットではオミット(省略)されています。

ヘルメットの左右真ん中、ライトユニットの上下にガッツリと合わせ目が出ます。※この写真は接着前なので余計に目立っていますね。

続いてムッタの胴体の内部フレーム。
肩の付け根や腰関節がボールジョイントになっていて、なかなかの可動範囲を実現しています。

胸には「DCM(表示制御モジュール)」が緻密に再現されています。
これは宇宙服の状態を表示したり、通信機器、温度、気圧、換気等をコントロールするための重要なモジュール。ヘルメットを被った状態では直接見えないため、手首に付けた鏡に映して操作します。だから文字盤が「鏡文字」になっているんです。こういう細かな説明もインストに記載されていて勉強になります。

ムッタの顔パーツは、「素の顔」と「ヘッドセット装着状態」の2種類が付属します。
買った時は「面倒なフィギュアの顔塗装を2つもやらないといけないのか…」と絶望しましたが、ファレホの筆塗りにハマっている今となっては「最高の練習台が2つもある!」とありがたい気持ちになっています。

原作よりもちょっとイケメンすぎるような?ムッタのアイデンティティであるチリチリパーマのボリュームも若干おとなしい気がします・・

胴体と合体させてみると、全体のバランスとしてはこれくらいがちょうど良いのかもしれません。

頭部にも合わせ目が出ます。


ガンプラで言うところのバックパックにあたる、背中の「生命維持システム(LSS)」。かなりデカいです。
本物のLSSの中には、酸素タンクや冷却水、バッテリー、通信装置などがギッシリ収められています。表面は布で覆われているので、布特有のシワのモールドが細かく入っていてリアルです。

股間のオムツ状のパーツ。太もも側がボールジョイントで接続されます。

膝のパーツは、膝パッチのような部分にバッチリ合わせ目が出ます。
ここは膝関節を二重関節にするためのパーツ。太ももとスネに挟み込まれる構造なので、あとからヤスリがけするのが非常に困難です。合わせ目を消すなら、脚を組み上げる前にここで処理しておく必要があります。

今回はここで「ガイアノーツの瞬間カラーパテ」を使ってみました。
瞬間接着剤と同じ成分なので、硬化促進剤を吹けば一瞬で固まる超便利アイテム!……なのですが、いかんせん硬化後がカチカチに硬いため、削るのが想像以上に大変でした。周囲の布のシワモールドを消さないように削る必要があり、かなり神経を使います。
途中で面倒くさくなってしまい、かなり雑な処理で妥協してしまいました(アポ目当てで作っているので、ムッタの処理が全体的に雑に・・・)。

脚のパーツを組み上げたところ。
内部の空気圧で宇宙服が風船のようにパンパンに膨らむのを防ぐための「金属フレーム」や、布地の縫い目モールドが細かく入っています。
ちなみにこの宇宙服、14層もの複合素材で出来ていて、一番外側はアウトドアウェアでお馴染みの「ゴアテックス」と、難燃性のアラミド繊維「ノーメックス」で作られているそうです。勉強になります!

膝の二重関節のおかげで、分厚い宇宙服にしてはよく曲がります。太ももの付け根にも360度ロール回転できる軸関節があります。

腰関節は、胴体と下半身の間にボールジョイント付きのブロックパーツを挟むことで、前後左右への柔軟なスイングが可能です。

その上にカバーパーツを被せると、こんな感じの胴回りに。非常によく出来た構造です。

肘も二重関節。こちらも膝と同様、腕を組み上げる前に合わせ目処理を済ませる必要があります。


腕もしっかり曲がります。脚と同じく、肩にも360度ロール回転する軸があります。
手袋はわざわざ内側の成形色を変えているんですよね。モールドも細かく入っています。



これにてムッタの組み立て完了!
思っていた以上にカッコ良いです!宇宙服の構造なんて今までまじまじと見た事がなかったので、組んでいて非常に新鮮でした。
アポの組み立て


そしてお待ちかねのパグのアポ!可動ギミックは無いのでパーツ数も少なめです。
パーツが前後左右で分割されているため、こちらも合わせ目はしっかり出ます。



あっという間に組み立て完了!
うーん、カワイイ!!この丸みを帯びた独特のパグフォルムが最高です!
このアポのためにキットを買いましたが、その甲斐がありました。

アポの大好物の「骨ガム」と、月面でヒビトの命を救ったあの「ブライアン人形」も付属しています。このブライアン人形も、後でしっかり塗り分けて仕上げたいですね。
素組み完成&合わせ目消し



キット付属のディスプレイスタンドに取り付けてみました。
未塗装の素組み状態でも、十分雰囲気が出ていて良い感じです!


宇宙空間を遊泳しているアポ、たまりません。


本格的な塗装に入る前に、頭部やアポの背中など、どうしても目立つ部分の合わせ目だけ消しておきました。
今回は削りやすい「GSIクレオスのMr.溶きパテ(ホワイト)」を使用。乾燥に時間はかかりますが、筆で合わせ目に塗りやすく、何より削るのがラクなので重宝します。
少し長くなりましたが、今回はここまで!
次回はいよいよこの製作のメインイベント、「ファレホを使った筆塗り全塗装」の工程に入っていきます!
ではまた!
