15歳頃に聴いてたBILLY JOELについて | 夙の三郎 オフィシャルブログ powered by 俺様

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風を知れ!
そして地の薫りを嗅ぐのだ!
さすれば血は炎のたぎりを失う事なく運命の鐘を鳴らすだろう…

もはや枷は外れた






Billy Joel

Glass Houses

1980年


ビリー・ジョエル/ヴォーカル、ピアノ、シンセサイザー、ハーモニカ

リッチー・カナータ/オルガン、サックス、フルート

デヴィッド・ブラウン/A&Eギター

ラッセル・ジャヴォーズ/リズム・ギター

ダグ・スティグマイヤー/ベースギター

リバティ・デヴィート/ドラムス


プロデュース : フィル・ラモーン






You May be Right



ガラスが割れる音からスタートするのは意外なまでのストレートなロック・ナンバーで、それまでのピアノマンなイメージを叩き割って、また新たな方向性を打ち出したんどすな!

それまでにもロックな曲はありやしたが、この曲というかアルバム以降はかなり "その気" になって歌い上げとりまっする !!!

🤩

you may be right. I may be crazy

but a just may be a lunatic you're looking for

もう正に「俺の事」やんけ !!!!!

てか酔った時の俺の十八番やったりしまんにゃわ★



Sometimes a Fantasy



1曲目のノリを落とさないエッジの効いたイントロで、引き続きロックなロール全開だぜぇい! ベイベェ!
 …やが、狂おしい程の想いが込もった、なんて両想いや脈ありなら問題なしやが、これが一方通行やと単なるストーカーやぞ✴️
😂
まぁ、それぐらい焦れるってか悶々とした年頃は確かにあったけど、こんな大人が力強く歌い上げると痛… いやいや!
これはファンタジー
コーダ(最終楽章… もう覚えたよね !? )で繰り返しながらギターソロへと雪崩れ込むのが好きやねぇ🪐


Don't Ask Me Why


俺の出身地である京都の放送局、KBS京都での使用率が My Life やビートルズの Here Comes the Sun に次いで高い曲かつ、やっぱ酔いが深まった時の俺の十八番なんどすよ☆

だから何だと言われたら「ごっつ酔うた時の十八番や言うとるやんけ!」と激昂するしかおまへん

🤪

内容は、ビリーならではな街の此処彼処(そこかしこ)で生きる "悩める人たち" へ向けた応援歌どして、自分で考えて生きろよ(だから don't ask me why )と一歩退いたとこから語っとる訳ですわ★



It's Still Rock' n Roll to Me



まるでプレスリーが乗り移ったみたいに、ねちこく焦らしながら、こねくりまわしながらロックンロールするビリー!
日本やと受けはあと一つどしたが、アメリカやと普通にシングルチャート1位となってる辺りに国民性の差が出とるねぇ★
😈
ディスコやニューウェイヴが世を席巻しようとも、俺には「ロックンロールだけ」と歌いきる姿は清々しい !!!
てか、やっぱバンドのメンバーが固定化してきたのもあって息が合っとるのとかが物凄く作用しとる!
 …ただ、ファッションセンスは恐ろしくダサい✡️
なんで誰も注意せんかった??


All for Leyna


どう聴いても『後にビリーの財産の大半を散剤しまくった、友達の彼女だったのを略奪してまで結婚した元嫁』への愛を謳っとるんですけど!
もうこの頃になると【ピアノマン】以降の爆売れで懐具合は厚々やったと思われやすが、どうもマジに音楽の事ばっか考えてた生活ぶりやったらしく、まさか後年あんな事になろうとは…
😆
そもそもは本曲を最初のシングルとして売り出そうとしてたらしい(後に You May be Right へ変更)から、彼なりに思い入れは深かったかもね☆
そして、こういうスタイルの曲が当時のアメリカ人は大好き(日本人もか?)で、以降にワラワラ涌いてきたのが🌎️


I Don't Want to Be Alone

アテが外れて思わず疎外感に襲われ… みたいな曲で邦題は孤独のマンハッタンという途轍もないダサネーミングされとりまっする!
🥺
でも少~しばかりスカというかレゲェのような匂いを盛り込んだ雰囲気は嫌いじゃないかな?( Don't Ask Me Why も少~しカリビアンにしとるよね)
そこからサックスソロ辺りでまた落ち着かせた後にブロックコードで繋げて盛り上げるとこにビリーの魅力がピカッと光っとります!


Sleeping with the Television on

これもギターのカッティングとかが以降の主流になったりしとりますが、俺はそれほど好きになれんのよ!
ブルース・スプリングスティーンとかに代表される、所謂1980年代アメリカの典型的な商業ロックまるだしでさ !!!
まぁそれを上っ面だけパクって似合わんグラサン姿でロックを気取ってた日本人も大概やが !!!!!
😢
てか、テレビをつけたまま眠りこける… 
邦題は チャンスに賭けろ などと正気でないクソダサネーミングされとりますが、まぁ歌詞から採った(テレビをつけたまま眠りこけるでは格好つかん !? )んで許してやるか!


C'Était Toi (You Were the One)

この曲だけ少し時を逆行して【Streetlife Serenade】の頃に戻った感じ?
ただ、あの頃に演ってたらもう少し暗いというか沈んだ雰囲気になってたかな? 俺はその方が好きかな??
もっとヒリヒリするような音の方が着想に合っとるように思うんやが、まぁビリーが良いならそれで良し !!!
😈
てかビリーのビートルズ趣味… というよりもマッカートニー趣味が炸裂した曲かな?
フランス語をブッ込んだとこで「あぁ… ミッシェル (ビートルズの曲で歌詞の途中からフランス語がブッ込まれる)ですね! わかるわかる!」やろ☆
てか、この曲も何気にKBS京都での使用率が高かったのをブログを書いてて思い出したわ!
KBSどんだけビリー好きやねん


Close to the Borderline


こういうスキップビートが意外と好きな俺やけど、なんだかこの曲は好きになりきれん!

やっぱアレンジが『典型的な1980年代のアメリカン商業ロック』バリバリなんで、なんちゅーか肌が受け付けん!

😩

俺としては前半の「プレスリーとかの」ロックへのオマージュに充ちた曲は好きなんやけど、どうも「マッカートニー大好き」な後半はさぶいぼ(関西弁で鳥肌の意味どすが、どっちかいうと悪い意味で使われやす)連発で堪らんわ !!!!!
当時、持ってたアナログ盤のA面だけが矢鱈と擦り切れてたのを今でも鮮明に記憶しとりますが、まぁそういうこってす☆


Through the Long Night

割りにアッサリと短く終わる&こんな判りやすいビートルズ趣味ってのも何だか聴いてる此方が恥ずかしくなってくるよな!
てか、なんかマテリアルの段階で発表しとるのかってぐらい、なんだか素人っぽいというか追い込みが足りんというか✴️
😅
 …これを失敗とまでは言わんが、やっぱ物足りん印象は拭えんし、ここへ持ってきた意味やらが全く判らん!
これがアナログ盤A面のラストってなら判りやすが、アルバムそのものでは中途半端な感じになってしまっとるし、前半のロックな余韻が全部フッ飛んでしまっとる!
曲そのものは悪くないだけに、これは別のアルバムに入れるなり違う曲にするなりの方が良かったと強く思いやすわ🪐


















鬼のようにダサいな…



はい! 2度目となるビリーどすが、そんなもん本当に聴いてたんやから仕方なすび !!!

🤪

てか 上矢印 シングル盤ジャケットで格好つけてはいます(だからダサいってば!)が、実はビリーの交通事故歴は少なくなくてね!
バイクで転んで腕を骨折(おい、ピアノマンやぞ!)とか、最近やと2002年と2004年に車を運転中に事故ったりと散々 !!!!!
てか…
ビリーは1970年に自殺未遂した過去があったり(最近のライヴとかではネタにしとります)、アル中に陥ったりと、そこそこメンタル弱めなんで車やバイクの運転は向いとらんのでわ? とは思いやす★
せやから、なんか応援歌が多いと感じるのは何の事はない、実は自分へ向けての歌なんじゃないの? とは考えられやすね!

まぁ
そんなの関係なしに『背中を推された』人は物凄い数やろうし、それだけの力がある楽曲構成ばかり(【ナイロン・カーテン】以降、シンセサイザーの多用で彼の持ち味は一時的に頓挫してしまいやしたが!)なんで、やはり聴き惚れてしまうわぁ✴️
😘




彼の最初の成功が【ピアノマン】ってので察せられる通り、ビリーは『時流に乗れない男』なのだす★
流行りに逆らう事で独自性が担保され、そこへボブ・ディランよろしくな社会風刺(性格が良すぎて風刺というより、その途中で他人の応援ばっか☆)を盛り込んで世間に受け入れられた訳やが、この本作では更に拍車が掛かって突っ走っとる !!!!!
ただ、3~4年続いた大成功の後に "ヴェトナム戦争もの" である【The Nylon Curtain】を発表しやしたが「僕(ビリー)にとってのサージェント・ペパーズ(ビートルズのアルバム名で、最高傑作との呼び声が高い)」と意気込んだ割りには売り上げも評価も低迷✡️
【The Stranger】【52nd Street】の売り上げや評価を超えられなかった事をひどく気にしてたらしい!(とはいえ全米7位ですぜぇ!)
😨
だからか、苦手な暗いノリを捨てて臨んだ次作【An Innocent Man】は思いっきりポップに振り切って、またまた大成功!
でも、それは過去のポップスへのオマージュという土台あっての話どして、その次となる【The Bridge】や【Storm Front】は、やはり(自覚の有無は知らんが)苦手というか、少し無理のある内容となってビリーは彷徨う事となるのね☆
連れ添った妻(と義弟)の裏切り、アルコール依存、方向感覚の軽い麻痺に似た症状…




現在の彼は精力的に、主にライヴを中心とした活動で元気にやっとるようどす
(´∇`)
なんでか、新作は殆ど作らなくなりやしたが俺は心配しとりまへん! 何故なら
燃え尽きたんやろ
あれだけの実績を遺したんやから、そりゃ尽きるっちゅーねん !!!
そんな事よりも、彼が昔よりも出ない声と動かない指で、本当に楽しそうにライヴやっとるのを観るのが堪らん✴️

生きて、そこに居るだけで良い