15歳頃に聴いてたHERBIE HANCOCKについて | 夙の三郎 オフィシャルブログ powered by 俺様

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風を知れ!
そして地の薫りを嗅ぐのだ!
さすれば血は炎のたぎりを失う事なく運命の鐘を鳴らすだろう…

もはや枷は外れた






Herbie Hancock

Head Hunters

1973年


ハービー・ハンコック/シンセサイザー、フェンダーローズ

ベニー・モウピン/サックス、クラリネット、フルート

ポール・ジャクソン/ベース、マリンブラ

ビル・サマーズ/パーカッション、タンブリン、ログドラム、スルド

ハーヴィー・メイソン/ドラムス


プロデュース : バービー・ハンコック、デヴィッド・ルービンソン








Chameleon





グルーヴとは…

マイルス・デイヴィスの許で頭角を顕したハービーが満を持して「ファンクりまくりなジェームズ・ブラウンやスライ&ザ・ファミリー・ストーン」のスタイルをハマりだしてたシンセサイザーを前面に押し出して、かつ非凡な若手をちゃっかりスカウトしつつ…

😂

一つの音、その場の空気、派生した流れを統率、抜かる事のないハービーの音楽は何処までも自由でいて、でも逸脱して『何がなんやら元の木阿弥』には決してならん!

そう…

自由とは、ちゃらんぽらん(そんな漫才グループいたな☆)なアホが好き勝手にやる事ではなくて、野垂れ死にする覚悟を持てる者だけが手にする事ができるんや !!!

バッハ(当たり前やが、バロック音楽家のバッハの事であって、何処ぞのアホ会長ではない★)が定めた音楽の基礎の一つがハービーで花咲いたんやね☆

そう…

その基礎を身に付ける為にどれほどの情熱と時間を注ぎ込んだか🪐



Watermelon Man



フリースタイルで音楽するとなると、かなりの確率でロックは鳴りを潜めてジャズ(やクラシック、それを母体とした現代音楽)が台頭してきやすが、それはやっぱり基礎がないと表現するのが困難やからで… ほらっ、習いだした奴にソロやれとか言っても無理やろ?

反復練習なりを重ねた辛い日々の向こう側にあるのが自己表現できる場の確保であり、そして其処でも他者との優劣があったりと…

😅

結局は自分の内から出て来る "何か" が面白いか面白くないか、その取捨選択の次に来る「他の面白いやつと交ぜたら?」

音楽は自由や!

どれぐらいかっつーとルシファーが堕落するぐらいや !!!!!

そうでなきゃ演る意味がないわ



Sly




ヘロヘロ帝王スライ・ストーンへ捧げたタイトルまんまな曲どす☆
😂
てか、こういうインプロゼイションな曲を音楽として認めない風潮が少なからずあるのが俺は非常に腹立たしい !!!
あのね、普通の人らが「こんちわ」みたいな挨拶から会話に入ったりするやろ? これはそれを音楽に置き換えて表現しとるだけや!
「そんなバカな」と訝るアナタ、嘘やと思うなら10年ほど何でもいいから楽器の一つでも練習してみな?
他に気心の知れた人が居るってならセッションの最中とかで言葉やなくて "目" で合図を送ってみな?
てか音楽ってのは、その為にあるんじゃなかろうか??
そもそも精神の有り様を言葉以外で表現しとる分野(歌という方法は広義で "言葉以外" やと思いまんにゃわ☆)に理屈を求めるなんてナンセンスの極みやぞ!


Vein Melter



誰かが歩いた道を行くのは精神的に楽や☆
なんたって、少なくとも「この先」があるのは間違いないんやから!
だからこそ、まだ誰も歩いてない(もしくは殆ど歩いてない、又は道だと認められてない)道を歩く者は体現者としての価値が高いと謂えるだしょう !!!
何故なら、その心こそが自由度の高い象徴そのものなんどすから🪐
故に、俺が好きなアルバムってのは自動的に最初の1~2枚目に集中するんやが、やっぱ初期の作品というのは、その人なりバンドなりの熱量が爆発に向かって収斂されている、又は爆発し始めてるから!
そのダイナミズムだけは如何に優れたミュージシャンでも後年での再現はかなり難しくて、俺が知っとる範囲でも殆ど存在しまへん★
てか
本当に優れたミュージシャンってなら同じ事を何度もx2演りまへんえ
🤪
そんな創造性の無い事に時間やお金を使うなんてアホウのやる事だす!
若しくは… 情弱者たちから金を巻き上げる為なんやろ
古今東西、それは文化や人種が違っても同じどすわ✴️




















正式な音楽理論とかに無縁やった俺は遮二無二「コピー」するしかモノにする方法がなかったのさ★
せやから、取り敢えず本作と坂本龍一の【千のナイフ】は自己流で譜面に起こして(我流どす… 当然やん!あしからず☆)まで必死に、真摯に、真面目に取り組みやした !!!!!
😂
いや、もう… 写経!
写経のように譜面を書いては買ったばかりのシンセサイザーとシーケンサー(何度かブログで書きやしたが、音楽的なデータを入力してシンセサイザー等を自動演奏させる音楽専用ポートどす!)をフル稼動させて、自分のセンスなり音感なりを鍛えとりました✴️
まぁ…
その辺りは次の坂本龍一で書いてみたいと思ったりなんかしてまんにゃわ

てか
ハービーといえば…

 上矢印
この曲が日本やと馴染み深いかな?
明石家さんまのテレビ番組で流れとるから知っとる人も居るやろねぇ☆






ジャズが土台とはいえ、彼ほど発表する作品ごとにスタイルが極端に変わるミュージシャンは稀な存在や!

🤔

ただ、変わるといっても核となるハービー・ハンコックな部分は一つもブレる事なく、まるで風車小屋に突進するドン・キホーテのように、或いはドン・キホーテに突進される風車小屋のように、彼は淡々と自分の音楽を好きなように表現し続けやしたわ✴️

そんなとこは故プリンスも同じで、音楽を音楽として、値札の付いた商品としてだけやなく(立派な売り物どすが★)、自分は勿論やが買って聴いてくれたファンに対して自己の表現者としての矜持を外連味(けれんみ)たっぷりに、しかも特製の "毒" をほんの少量プラスして素知らん顔しとるんやから!


但し…

その "毒" は『人を選ぶ』

誰に対してでも "毒" という訳やない

それが "毒" やと理解できん奴も存在するし、 "毒" やと認識してても、判って取り入れる奴も存在する☆

また、取り入れたからといって何かの効果が出るか否かは個体差が激しく、やっぱセンスがモノ言うんやね!




音楽は自由や

不自由なのは人間だけ