映画音楽をダシにして少し語ろう その5 | 夙の三郎 オフィシャルブログ powered by 俺様

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風を知れ!
そして地の薫りを嗅ぐのだ!
さすれば血は炎のたぎりを失う事なく運命の鐘を鳴らすだろう…

もはや枷は外れた






Alien

エイリアン
出演/トム・スケリット
            シガーニー・ウィーヴァー
            ヴェロニカ・カートライト
            ハリー・ディーン・スタントン
            ジョン・ハート
            イアン・ホルム
            ヤフェット・コットー
            猫のジョーンズ
監督/リドリー・スコット
脚本/ダン・オバノン
原案/ダン・オバノン
            ロナルド・シャセット
製作/ゴードン・キャロル
            デヴィッド・ガイラー
            ロナルド・シャセット
撮影/デレク・ヴァンリント
音楽/ジェリー・ゴールドスミス
美術/マイケル・シーモア
造形デザイン/ハンス・R・ギーガー
編集/テリー・ローリングス
            ピーター・ウェザリー
1979年  アメリカ映画




オバノンとシャセットが温め続けたネタが洗練され(そこから【バタリアン】が派生しやした☆)、かつリドリーが "ギーガーという才能" を発掘できた事で映画史に多大な影響を今でも及ぼし続けているクリーチャーが誕生しやした !!!
🤩
その名はエイリアン
やはり燦然と輝く魔人ドラキュラに匹敵、あるいは項目によっては凌駕するほどのインパクトを有しとる✴️
まぁ、詳しい事はギーガーについて書いた俺の過去ブログを読んでもらえれば… どすわ!

それにしても
他を滅ぼす為だけに生きる
という言葉が、これほど似合う生物は他に存在しやせん!
魔人ドラキュラはそもそもクリスチャンであり、それが故に十字架を畏れたり錬金術師の業たる銀で心と体にダメージを喰らうんどすが、なんとこのクリーチャーは金属すら溶かす強酸性の血液を有していたり、いわゆる人間的な情みたいな感情を完璧に持ち併せとらんので「ちょっと待って!」なんて聞いてくれまへん!
 …猫のジョーンズには少しだけ優しい対応やったかな?



20万もするフィギュア… ほ、欲しい!


まだまだ一部を除き、SF映画は「子供向けで低級」とされていた1970年代後半どしたが【スター・ウォーズ】が空前の超ヒットとなり、慌てて製作されたにも関わらず1作目が大ヒット!
ご多分に洩れずシリーズ化!
シガーニーは(良くも悪くも)大女優化!
【2】以降は前作へのポジネガ反転な構成で話が捻れ化!
もう、無理からシガーニーが主演し続けるから配役が難航化! …まぁ【4】はロン・パールマンとドミニク・ピノンが出とったからポイント高いけど✴️


それと
この作品の裏テーマと考えられるもの、それは赤ずきんではないかと俺は捉えておりまっする!
つまり『処女なヒロインが力ずくで己が貞節をブチ破ろうとするケダモノと闘う』ってなアレ★ …【2】でリプリーは子持ちだったと設定されて、そこんとこは "底抜け" になりやしたがね !!!
😅
それにしても、やはり音楽を担当したジェリー・ゴールドスミスは偉大やな !!!!!
俺個人はエイリアンが人間を襲う時の曲が好きなんやけど、エンディングとか良い意味で普通にハリウッド然とした静かな曲にして、ちゃ~んとバランスとっとる!


てか
そして…



リドリー・スコットが満を持して続編というか前日譚となるエピソード2作品を製作&公開しやしたが…
まぁ俺としてはファンメイドな小作品の方が余程に面白いってな結果が!
🤪
いやマジで



これらは2年ほど前に YouTube で観たやつなんやけど、どう考えても本家を上回っとるわいな!
リドリー・スコットがプロセスやら機材やらを「臨場感を出す為に」用いた事が完全に裏目となっとるね☆(あくまで個人の感想)
これは【スター・ウォーズ】シリーズにも言える事やが、素人のレベルが上がったというよりもプロの側が老化&劣化したと俺は捉えとります☆
特に日本は酷いねぇ…
















The Predator

プレデター
出演/アーノルド・シュワルツェネッガー
            カール・ウェザース
            エルピディア・カリロ
            ビル・デューク
            ジェシー・ヴェンチュラ
            ソニー・ランダム
            リチャード・チャベス
            シェーン・ブラック
            R・G・アームストロング
            ケヴィン・ピーター・ホール
監督/ジョン・マクティアナン
脚本/ジム・トーマス
            ジョン・トーマス
製作/ローレンス・ゴードン
            ジョエル・シルバー
            ジョン・デイヴィス
撮影/ドナルド・マカルパイン
音楽/アラン・シルヴェストリ
美術造形デザイン/スタン・ウィンストン
編集/マーク・ヘルフリッチ
            ジョン・F・リンク
1987年  アメリカ映画




流石にエイリアンには敵いやせんが、当時人気絶頂やったシュワルツェネッガーをコテンパンにした演出のインパクトが功を奏したのか…
【ダイ・ハード】や【レッドオクトーバーを追え!】等で緩急の利いたアクション映画の演出に定評あるマクティアナンが監督した事とカール・ウェザースが共演したのが本当に良かったよね☆
😏
プレデター自体が "既に変化球" なんで、あまり余計な要素を加えても… なギリギリをテンポ良く観せて、あのラストに繋げた展開は何回観ても飽きやせん!
 …その分【2】は悲惨な内容と化しやしたが、まぁプレデター側の情報が加味されたんで許してやるか✴️
てか、いくら刑事やからって、あんなドタドタ走る年寄りに負けるプレデターって…


こっちはリーズナブル… でも5万ほどしやす!

てか
なんと南斗白鷺拳!
当初プレデター役はジャン=クロード・ヴァンダムが演じる予定やったらしい✴️
😂
駄菓子菓子
デザインされたプレデターの着ぐるみが窮屈だというのを皮切りに問題続出で降板したらしい!
だからか、主演シュワルツェネッガーとウェザースは当然として、元プロレスラーのヴェンチュラやビル・デュー… は違うかな !?





どうでも良いけど…
紅一点カリロさん、かなり可愛いというか綺麗なオナゴどすが、メイキングを観た感じではシュワルツェネッガーにXXXされた可能性が大 !!!!!
本当、どうでもいいけど
😅
へてからして
こっちも作品がヒットしたんでシリーズ化… の筈が、前述した通り【2】がスカポンタンでアンポンタンな結果となった為に長らく宙に浮いてたプレデターさんどしたが、なんと2004年に【バイオハザード】シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が【エイリアン vs. プレデター】を製作させ中ヒットさせたお陰で表舞台に復帰☆
しかも2010年にはロバート・ロドリゲスがプロデュースし、エイドリアン・ブロディを主演に据えた【プレデターズ】が再び中ヒット!( "大" でないのが✴️)
2018年にはシュワルツェネッガー主演の1作目でホーキンス隊員を演じたシェーン・ブラックが監督を務めた【ザ・プレデター】が公開されるなど、エイリアンほどではありまへんが、着実に足場を固めにかかって… る筈🪐
















Planet of the Apes


猿の惑星
出演/チャールトン・へストン
            ロディ・マクドウォール
            キム・ハンター
            モーリス・エヴァンス
            ジェームズ・ウィットモア
            ジェームズ・デイリー
            リンダ・ハリソン
監督/フランクリン・J・シャフナー
脚本/マイケル・ウィルソン
            ロッド・サーリング
原作/ピエール・ブール
製作/アーサー・P・ジェイコブズ
撮影/レオン・シャムロイ
音楽/ジェリー・ゴールドスミス
特殊メイク/ジョン・チェンバース
編集/ヒュー・S・ファウラー
1968年  アメリカ映画





初めて観たのは荻昌弘が司会の月曜ロードショーやったか、あるいは淀川長治の日曜ロードショーやったか…

ともあれ、その画面から怒涛のように押し寄せてきた迫力と緊張感に打ちのめされた記憶は今でも鮮明だすよ!

2001年にディズニーという名の悪魔に魂を売り渡したティム・バートンが原作に寄せた内容で映画化しやしたが、まぁその惨憺たる映像の洪水には辟易させられやしたがねぇ★

そっちよりもアンディ・サーキスがモーションキャプチャー主演した【猿の惑星 : 創世記】の方がまだ良かとです

🤔

てか、話が最初から脱線してる?


てかコーネリアスとジーラが本当に良い味やったよねぇ!(それなのに素顔な状態では… )

コーネリアスは日本語吹き替えで山田康雄が異常にハマってたし、ジーラは全ての仕草がハミングチャーミング!

だから世間の評価が決して高くはない【3】も俺は好きなんどす☆

その悲劇的なストーリーも、その中の "人間側には向いていない" 希望も…





これは作品そのもの面白さというよりも、ここまで映像化させた才能やら情熱やらが凄い! と俺は評価したい☆
【ベン・ハー】もやが、こんなの今でも創れんやろ?(【ベン・ハー】のリメイク作は "無かった事" にしてください… )
壮大なスペクタクル作品を創る! 奇想天外な作品を創る!
理由や何やらはどうであれ、その狂ったような執念の結晶たる作品なればこそ、何10年経過しようとも観賞した人間の魂に楔を打ち込むんや !!!
「埼玉がどうした」とか、そんな子供でも気にせんようなクソみたいなネタに時間や金をかけて何とする!


てかてか

この有名すぎるラストシーンが50年以上も経った現在、これを上回った作品が他に皆無やった事実が【猿の惑星】を不朽の名作として認知させ続けた原動力そのものだしょう!
こんなに絶望的で、でも「やっぱりか!」と納得させられる終わり方なんて、そうそう観られんわい☆

【2】も絶望というか、救いのない終わり方なんどすが、これは仕方なすび★
人間の世界が終わった後に猿が地球を支配したという展開に【戦国自衛隊】が如くへストンが現れたならば全て滅ぶしかござらんよ!




そして…
【エイリアン】でも触れやしたが、やはりジェリー・ゴールドスミスの音楽は偉大やなぁ!
俺が愛するストラヴィンスキーの影響は多分に感じられやすが、それに留まらず古今東西世界のあらゆる音楽を貪欲に吸収し、それを「映画の音楽」として時間内に収められてるのがポイント高っ !!!
抽象画のようでいて、やはり人の琴線に触れる音階を紡いだ彼は音楽の鉄人や✴️

何かっちゃーパクり続けとるジョン・ウィリアムズとは違うのだよ!
ジョン・ウィリアムズとは!
😡




















やっぱ、しんどいな

Σ( ̄皿 ̄;;