映画音楽全体について考えてみよう | 夙の三郎 オフィシャルブログ powered by 俺様

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風を知れ!
そして地の薫りを嗅ぐのだ!
さすれば血は炎のたぎりを失う事なく運命の鐘を鳴らすだろう…

もはや枷は外れた



『俺のブログが好きだ』という変態一歩手前な人なら, 俺が映画ファンであるのは知っとると思う
奇特な方々! (°∀°)

それと同じぐらい, 俺は音楽を愛しとりまする☆
だからどすが, 最近のブログは一部を除きYouTubeを貼り付けとるのが殆どなんやが, それは単にBGMとして楽しんでもらう目的もさる事ながら, 俺なりの効果を狙った選曲だったりで…
まぁ映画に限らんが, 音楽(や音そのもの)が世界から消えてみ? そりゃ恐ろしい事やぞ!
Σ( ̄ロ ̄lll)


だから今日は映画というよりも, サントラたる音楽について少~し語らせてもらうとしよう☆











映画音楽

まぁ普通に存在する音楽と大きな差は有りやせんが, やはり「映画の為」という括りが発生するからにはソレなりな制約を受けまんにゃわ
真顔
嬉しい時には陽気で, 悲しい時には陰気な… 中にはキューブリックみたいに, 悲惨な場面に陽気な曲を使ったりして逆効果を狙う時もありまんな

まぁ判りきっちゃいても, 実際に耳を通して音楽が脳に送られると人間はその事を情報として整理した上で記憶しやす
そして, 違う映画の似たような場面で似たような音楽を情報として再入力すれば近似値記憶として脳は…
こういう情操訓練の積み重ねにより人間は精神を育む訳なんどすが, こと映画音楽という括りで考えますれば, コレは重要かつ厄介な代物と謂えやすわ★
何故なら, 訓練されている筈の記憶を呼び醒ます効果を狙ったところで観客側に素養が無ければ何の意味にもならんからね!


例えば, 赤ん坊と迄は言わんが, ほんの小さな子供に情感溢れる場面を観せたって反応は薄いやろ?
・⌒ ヾ(*´ー`)
お客様は神様ですとか信じられん発言を平気でカマすような国に於いて, コレは深刻な問題であり, 現在では残念ながら失われつつある文化な話なんすよ

判る !?
作品とは全然関係ない歌とかを持ってきたって, どちらにもメリットが有るとは思えん 金銭的メリットは有るんかな☆ し, もうそろそろ止めにせぇへんかな !!?? って話
『昔のが良かった』のは当たり前で, なんでかっちゅーとその為に創られた曲やからに他ならん!
映画だろうが, アニメだろうが, 力があれば人の記憶に残り, 後は勝手に語り継いでくれるんよ

♪ぜんぜんぜん~
そんなの歌ってた連中どこ行った?
( ̄▽ ̄;)












映画音楽はストーリーの邪魔をせん為にか, インストゥルメンタル(歌なし)が主体となるのが殆どやね
だから【スターウォーズ】や【ロッキー】みたいに個別に人気が出るのは異例ってか, 凄いってかジョン・ウィリアムズは一流のパクり&借用音楽家やがな!
(#`皿´)
ルーカスやスピルバーグは何故だかジョン・ウィリアムズが大好きなんで起用し捲りどすが… やっぱユ◯ヤルートか何か?
俺の "ジョン・ウィリアムズ批判" は昨日今日に始まった訳じゃないし, ビル・コンティにも盗癖が…☆

1942年公開の【Kings Row】からジョン・ウィリアムズの【スターウォーズ】と【スーパーマン】を続けて聴いてみな!
笑っちゃうぐらい似てるから☆
ニヤニヤ
まぁウィリアムズ2作品は公開当時に11~13歳やった俺の周りでも充分に話題やったしね!
てか, ウィリアムズはオーケストレイション(担当させる楽器の割り振り)まで, ほぼ丸ごと持ってきよるから驚くよりも聴いとる此方が恥ずかしくなるぐらいや!
それはまるで… 音楽をやり始めた頃の素人みたいな所業で, なんとかメロディやらを派生させて『違う曲』に仕立て上げようと藻掻いとる様やが, 如何せん前述なオーケストレイションどころか雰囲気まんまなんでバレちまう☆
最近はネット普及によって更にバレ進行形!
チュー

 …奴を誉めるとしたら, その図太い神経かな?
ホンマ, ようやるで !!!








大概の映画に於いて音楽は後付けで, 事前にストーリーぐらいは聞かされとるやろうが, 殆どは完成してから… という事になりやすね
依頼する段階で音楽家の人となりぐらいは知っとる筈やから, 出来上がりは想像できやすが, 問題は作曲する側にありやす
それは場面に合った既成音楽を使用して「良し」とするならイィんやが, そのオリジナルとも言うべき既成作品に似せた曲を… 要するに流用どころかパクったりする奴が出て来る訳やな!

既成作品を目安なBGMとして取り敢えず添付しておき, それを基に新たに作曲ってのがハリウッド黄金パターンなのも限界やねぇ
いくら版権料が発生せんからって実質野放しでは格もクソも有りゃせんわいな !!!
更に問題なのが観客の側に… 何かっつったら前述な「素養」で, なんせ知らんのだから『オリジナルです』と言われりゃ信じるわな
キョロキョロ



それよりも酷いのが日本映画
ほぼストーリーに関係ない歌や, タイアップありきで無理からネジ込んできたようなのばっかやから質が云々どころではありやせん!
俺の周りでは, そういうのを論外ホームラン略して論ホーと呼んで蔑んどりますが, 制作側に何らの羞恥も反省も見られやせんから馬鹿に付ける薬なしどすわ
(-。-)y-~
そうじゃない比較的にマトモなのも『変わった事が嫌い』な国民性により, 結局は似たり寄ったりな内容になっとるのが実状っすな!(【ドラえもん】や【寅さん】が好例)

お薬中毒が社長やってた映画会社(元は出版社)の方が遥かにマシだったというオチには閉口させられやすねぇ★













一口に映画音楽と言っても主題歌や場面に合わせた曲ばかりではなく, いわゆる効果音も音楽に含まれやす
中には撮影と録音を同時に行い, 場の臨場感を出す場合もありやすが, 殆どの映画作品は画と音は別録りなのが主流 大昔は技術的な問題で "同時" は出来なかったのが殆ど でんな!

まぁ万全を期するって意味では当たり前の作業分けなんどすが, それによって思わぬ副産物が齎されたのも… 人や動物の足音や街の雑踏, 自然環境音や特殊状況下での短いフレーズとかの音制作なんてソレ専用のCDとかまで有るぐらい☆
そこから発展したと思われる横山ホットブラザースののこぎりポヨンx2なんて最高やな!
ヽ(´▽`)/ また, 話が逸れる…
ほぼ観てて気付かんと思うが, セリフも含めた殆どが後から人工的に添付された音なんどすえ!
そういう意味では映画音楽とゲーム音楽は似とるなぁ… と経験者な俺は感慨深いどす








効果音は大事やぞ
チュー
ダース・ヴェイダーの呼吸器音がアレじゃなくて, マブチ360モーターみたいなのだったら !?
それはそれで違う怖さが出そうなもんやが, やっぱイメージってのが有りやすからな
殺陣とかでも, 本当の刀は意外と安い音を出してしまいよるから, 後付けで直すしかないんよ! 十文字小弥太や長谷川平蔵に鉄パイプみたいな音で暴れて欲しくないしねぇ★













ロバート・ロドリゲスみたいに監督や脚本から音楽まで1人でやるのは珍しいかな?(先駆けはジョン・カーペンター?)
もう1990年頃からコンピューターやソフトが充実しとるから独りで出来るんよな☆
ただ, そうなるとハプニング的な要素が削られてしまうから面白味に欠けるのは確かやし, 大編成のオーケストラには未だx2かなわん
(´ω`)

音楽は映画を
活かしも殺しもする
ディカプリオが念願だったオスカーを手にした【レヴェナント】では坂本龍一が音楽を担当してやしたが, 開始1時間ほど殆ど音楽なし 勿論, 効果音や短いフレーズとかは有りやす ってな状況は作品に対してポジやったと思うね
作曲者の能力が枯れたのでは? な疑問は払拭しきれんが, あの寒々とした広い空の下で苦闘するディカプリオの姿にどんな音楽を付けたって逆効果やったやろなぁ★
適材適所… これは本当に大事





もっと大事なのは必要なのか?どうかやの
どんなに優れた音楽だろうが, 場面に合ってなけりゃ意味が無いしね
(=`ェ´=)












最後は ⬆⬇ ラロ・シフリンとジェリー・ゴールドスミスという, 俺にとっては夢のコラボを聴きながら…
照れ







映画界に限った話じゃないが, コンピューターと音楽機器の飛躍的な進歩により, 21世紀を前にした時期には「独りで」音楽制作が可能な状態が訪れ, それに対応できなかった音楽家や演奏家に大きな打撃を与え… たのは, 冷静に見りゃ日本だけなんよ!
(゜o゜)\(-_-)
其処ら辺に日本人の芸術に対するスタンスってか, 限界を感じるのは俺だけか?

てかA.I. が人間の仕事を奪うってなニュースと併せて眺めりゃ, なかなか芳ばしい話ではある
本当, 20~30年以内にスタジオミュージシャンは絶滅するかもな !!??
クラシック畑な人達もウカウカしとれんぞ★

"界隈" で有名な戸田奈◯子の過ぎる意訳やが, この時は過ぎるってよりは痛訳 !?
(°∀°)







俺が特に好きな映画サントラは
アラジン
ダーティー・ハリー
バリー・リンドン
オール・ザット・ジャズ
アマデウス

番外で
サタデー・ナイト・フィーヴァーかな…
φ(゜゜)ノ
上記5作品で【ダーティー・ハリー】以外は音楽に重点を於いた内容やから反則みたいなもんやが, もう公開当時からヘビロテなんやから仕方なすび☆
【サタデー~】は産まれて始めて, 自費で買ったLPレコード 当然ながら, 当時CDなどというモノは存在しとりませんよ★ で, 何処かのブログにも書きやしたが, 収録ラストの Disco Inferno という曲を狂ったように聴いた時期が☆
ニヒヒあせる
自己分析すれば, メジャーからマニアックまでゴチャ混ぜで脈絡が無いのぉ~











映画を観てて, その後に流れる音楽や効果音を気にした事ありまっか?
無いってなら次に観る映画から, 少し耳に意識を持っていって観賞してみやしょう
作曲者が優秀な人なら, 在り来たりな演出や下らんセリフよりも雄弁にストーリーを語ってくれるぞよ!
(´-ω-`)