むぅ～
本当はもっと映画についてブログを書きたかったんやが, 今年は遂に駄目やったなぁ…
って事で！
力を振り絞って一つに纏めたのを書いてみやした★
まぁ大した内容じゃござんせん
爺の独り言だと思って, 生温～い気持ちで眺めてやってつかぁさい
夏前だったか…
ヒュー・ジャックマンの【ローガン】とディカプリオの【レヴェナント】のＤＶＤ（未だにＢＤじゃないってのが爺たる所以よな！）を購入＆観賞したら思った以上に宜しゅうございましてな☆
てか, どうせなら上２作品にも通底しとる復讐について他のも絡めて
『書いてみるか！』
その候補は【テルマ＆ルイーズ】【タクシー・ドライバー】【ナチュラル・ボーン・キラーズ】とか
その他に【俺たちに明日はない】とかも考えたんやが復讐ってより反抗なんで止めて… 【復讐するは我にあり】は個人的に重すぎなのと【キル・ビル】はタランティーノにしては『甘いな☆』なんでスルーってな想定外な事態に見舞われたりと！
頑張ってはみましたよ…
しかし, どうにも手が動きやせん !!!
ハードルを上げたのがアカンかったのか, 夏の暑さに負けたからか★
自己診断するとブログに対する拒否反応どして… 秋頃にゃ競馬のを書くのも止めちゃったしね
いや本当
映画の方は良かったっすよ！
【ローガン】
やっぱ不死身だった筈のウルヴァリンが普通の人間に成り下がった姿を変な小細工なしに描写しきれたのと共演した子役ダフネ・キーンが凄く宜しかった☆
暴れ回る時の表情は日本人じゃ無理やし, その緩急付いた演技は『同情せんかて大丈夫やろ！』どしたわ★
アルツハイマーの為に能力を制御できなくなったエグゼビア教授と何故だかローガンと同じ能力（超鋼爪と自然治癒）を持った少女を自然治癒しなくなった身体で…
ウルヴァリンを強くした理由がウルヴァリンを苛む
「やつらの思い通りには生きるな」
「谷から武器は消えた」
【レヴェナント】
こっちはどストライクな復讐劇
西部開拓時代, 毛皮ハンターを生業としてた男が先住民との戦いの最中で熊に襲われ瀕死の重症
仲間は部隊を救う為に主人公ヒュー・グラスを見棄てるんやが…
ディカプリオはタランティーノの【ジャンゴ】辺りから開き直った演技で新境地を拓いとったが本作品では更に剥けたな☆
ただ, 若い頃よかマシやが甘いマスクが父ちゃん役には, ちょいと無理が★
でもディカプリオが本作品に己の人生を賭けた気概はビシバシ伝わってきよるぞ！
「息が続く限り, 戦うのだ」
「ずっと, そばにいる」
恐らくは
エンターテイメントが主題として扱った最多のテーマは復讐やろ
カインとアベルな時代から愛よりも人を惹き付けて止まない復讐という行為
何処かのブログで書きやしたが『怒りが人間の行動を決定付ける』
穏やかな平和や愛よりも情念深い憎しみの方が題材として好まれるってのは !?
そりゃ人間が, そういうネガティヴな意識に囚われとるからに決まっとるやないかい☆
嫉妬や怨み, 憎しみ
誰もの心の奥底に端座する負の感情ほど観る者をして心躍らせるモノは他になし！
紹介した２作品は暴力を肯定する内容じゃないし, 度を越した描写を軌道修正するような展開にして万人向けにしとる
【ローガン】では往年の名画【シェーン】の台詞を, 【レヴェナント】では厳しい自然の中で演技する役者陣の姿が観客を慰撫（いぶ）するように描写されとるんやが…
俺が反応したのは其処じゃなくて, ウルヴァリンやヒュー・グラスが気が狂わんばかりの痛みや苦しみを力づくで踏み越えていく姿に少なからず感銘を受けたからや
人間, 生きてりゃ絶対に避けられん戦いに身を投じにゃならん時は何度か訪れるやろ
そんな時に「身体が痛い」だの何だのと泣き言カマすのか, それとも間抜け面を晒して己が敗北を糊塗する事に専念する？
(=｀ェ´=)
世界平和だなんて題目を唱えるのは子供にだって出来るバカバカしい呪いでしかないんやが, それでも皆は平和の為に行進したり, 実際に武器を手に取って戦いの場にその身を措く訳やろ
大量の流血が綺麗な花を咲かせ, そんな経緯を一つも知らん可愛らしい連中がその花を愛でて平和を謳歌しとるってな…
俺もウルヴァリンやグラスを見習って, 痛みをモノともせん（２人共, それなりの薬を大量に摂取されとりますが… ）強い意思で運命に復讐してやらねば！
負けて堪るか !!!