4月30日18時公演

月組 宝塚大劇場
三国志炎戯『RYOFU』
新人公演
観劇



客席は一面、お花畑ならぬ、りひと畑
圧巻です 
美颯りひと様が満開に咲き誇りました

えくぼが可愛い少年系男役の美颯りひと様が雄々しく力強く冷酷に呂布を演じきりました
片側だけ口角が常に上がっている、あの相手を侮蔑する冷ややかで、自信に満ちた表情の呂布、雪連に対しての気持ちに戸惑いを感じる呂布、雪連を守りたいものだと確信していく呂布
いろんな顔を見ました
それと手を見ました
大きな手です
自身の小顔より大きいであろう手で、ふたりで乗った小舟で雪連を抱き寄せ、雪連の顔に手を添える時に手の大きさに男らしさを感じ、記憶を無くした雪連と共に逃げるために差し出した手、その手を取った雪連が何かを思い出し、手を取り直す、というところの呂布と雪連の丁寧な芝居にも大きな手が活きていました

その雪連は薫乃咲月様がこちらも初ヒロインです
芝居が上手い
歌が上手い
呂布の腕のなかで最期を迎えるときに記憶を取り戻して、あの思い出の唄を口ずさむところは涙で胸がいっぱいでした
泣いたら視界が滲むのと鼻水の流出に意識を削がれるので、胸のうちで泣きました
確か、光栄にもこの期の文化祭を観た時に、芝居の上手い娘役として認識したと思います

薫乃咲月様は文化祭のときにすでにお芝居が光っていたという思い出


本役の天紫珠李様とはぜんぜん違って、線は細くて芯はしっかりしていて、丁寧でたおやかでした

董卓(本役)の和真あさ乃様は上手い
何をやっても上手いと知っていたはずですが、この役も貫禄と余裕すら醸し出していて、もはや特別出演感がありました
そうかと思えば、最後のご挨拶がたどたどしくて、どうやって締めるのかと心配になるほどでした
根っからの舞台人で素になるとピュアな北島マヤタイプなのかなと思いました
憎たらしいほど余裕のある董卓と打って変わって、
頑張れ……!と応援したくなる長の期のご挨拶でした

そんな董卓を崇拝し陶酔していたのが李粛(りしゅく)(本役・礼華はる様)の翔ゆり愛様
芝居も歌も顔も(!)緩急が上手い
董卓が殺されて、もはや理性を失って狂気に支配されていく様が怖くて圧巻でした
最後は呂布を毒矢で射るという号令をかけるのと、その後引き上げるときに呂布のなりすましを立てるという指示を出すのですが、ここの花道での芝居にとても迫力があり釘付けになりました
また大型スターが産まれたと思いました

芝居の月組の、芝居を観たという感じです
決して、下級生が本公演をなぞって真似して頑張りました
という感じではなく、RYOFUの役替り公演を観たという感じです
他にも本公演とは違うテイストで魅せた役、役者がたくさんいて、月組の下級生の芝居力に感心、感動いたしました
続きはまた次へ綴ります