3月25日13時公演

花組 宝塚大劇場
グランド・ラメント『蒼月抄(そうげつしょう)』−平家終焉の契り−
スパイシー・ショー『EL DESEO(エル・デセーオ)』
観劇

真那春人様を始めとする雪組御一行様プラス可愛い宙組生とご一緒に観劇させて頂きました
我らが真那春人様はデニム姿も爽やかでどこの若手かと思いました
朝美絢様はイカしたメガネ姿でクールで格好良かったです
静かな落ち着いた御一行だったのは、瀬央ゆりあ様がいなかったからだと思います


日本物と言えば雪組、から組替えをしてきてずいぶん経つとは言え、やはり生まれも育ちも雪組の永久輝せあ様が花組で日本物のお芝居をしていて、久しく日本物を上演していない雪組のお歴々が観劇している、というのが不思議な気がしました
どの組でも日本物は少なくなっているような気がしますが、やはり伝家の宝刀、雪組でまた日本物作品が観たいです
以前、友人が番組で元雪組トップスター杜けあき様と朝美絢様が『忠臣蔵』の「花に散り雪に散り」を一緒に歌っているのを見て、

これは、、、再演の匂わせだわ、、、!

と感じたそうです
それを聞いてからわたしも配役を考えています
ちょっと役者が足りないので組替えも視野に入れています
ちなみに次回花組公演「エリザベート」についてはガラ・コンサートを観てから俄然楽しみになって、配役を考えています
少し役が足りないので、組替えを検討しています
妄想配役は日常生活に潤いを与えてくれます


話を現実に戻しますと、四条の局を演じる朝葉ことの様の力強く聡く含みを持った話しぶりが、お芝居の冒頭から、平家がどうやって終焉を迎えたかという話に引き込んでくれます
「平家にあらずんば人にあらず」
琵琶奏者と言えばオールドファンの皆様(たぶん、きっと)ご存知の、上原まり様の気高く凛々しくもたおやかなイメージしかなかったので、琵琶を弾きながら(たぶん琵琶、きっと琵琶)この、平家一門のおごりを象徴するフレーズを、パンチを聴かせて迫力のある歌声で歌い上げるのを初めて聞いたときはかなり驚きました
朝葉ことの様の活躍は毎回花組観劇の楽しみのひとつです
その四条の局に話をしてほしいと促す、後高倉上皇の天城れいん様
なんども優しくいたわりながら声をかけ、辛い話を続けられるか気にかける温かさが、「四条、、」というひと言に込められているのがひしひしとつたわってきました

新人公演で主演を務めたのも記憶に新しい鏡星珠様は、本公演ではその主役の少年時代を演じています
これがまた武者人形のような凛々しい美しさで目を惹きます
歌声も美しいです

平家の郎党が皆麗しいのです
どの戦も1列になって剣を持って踊る場面があるのですが、皆見たくて目移りしてしまうので、できるだけオペラグラスを使わずに見ていると、涼葉まれ様の動きの美しさに目を奪われます
足の上げ方、上げた足のブレなさ、回転する時の軸の安定感、どれをとっても美しいのです
ショーで胡散臭い海叶あさひ様も凛々しく踊っています
また、この郎党の皆様が、戦の場面もそうですが、負けが続いて戦を辞めるか戦いを続けるかを決める場面での芝居が熱くて、愛乃一真様が身体じゅうでこみ上げるものを表現しているのも見逃せません
責任をなすりつけ合っていた平家一門のオジサンたちとともに皆が心を一つにする場面は、ひとりひとりをしっかり見たいのに、いつも視界がぼやけてよく見えません


主題歌が叙情的でとても素敵です
永久輝せあ様の歌声も素敵ですし、メロディだけBGMで流れているのを聞くだけで切なくて心に染みてきます
他の曲もどれも耳に残り心に残ります

「桜嵐記」みたい
初見はそう思ったのですが、それは今も変わらずです
同じ時代を共に生き、戦い抜いた大切な方の思い出を、生き残った者がゆかりのある人へ語って聴かせる
観客は一緒に聴き手となって、いつの間にか大切な方を自分ごとのように感じながら、物語に入り込んでいく、という手法を取った同じ日本物作品として、「桜嵐記」みたいだと感じます
「眠らない男 ナポレオン」もナポレオンの息子へナポレオンの武勇と生き様を聴かせていたのではなかったかな、と思い出しました


ショーは昼ドラに今日もまたノックアウトされました
胡散臭い髪型は慣れたのか今日は素敵に見えました
が、男役群舞ではピンク色の髪は目立ちます
やっぱり胡散臭かったです

1幕の終演後は鼻をすすりながら退場する泉堂成様を目撃
2幕開演前は開演直前に座席に着こうとすると、客席マナーパネルを掲げながら声出しをする係のお姉さんと通路の横行がかぶってしまい、娘役さんと二人、ど、ど、どうしよう、と、はにかみながら立ちすくむ泉堂成様を目撃
終演後は客席からの熱い視線に応えて、あちらこちらへお手振りをする泉堂成様を堪能
友人とわたし、そしてお隣のお嬢さんももれなく、
なるくーん!と手を振り、応えてもらえました
とてもにこやかでキュートで人懐っこい小動物のような泉堂成様を堪能、
していたら、朝美絢様、真那春人様のうしろ姿がすでに遠ざかっていました

花組公演観劇の思い出はすべて、客席の可愛い泉堂成様に持っていかれそうでした
実際に終演後しばらくは、友人と泉堂成様の可愛いさに興奮し続けて、泉堂成様の話しかしていなかったのはここだけのはなしです