9月1日15時30分公演

星組 宝塚大劇場

『記憶にございません!―トップ・シークレット―』

『Tiara Azul−Destino−ティアラアスール ディスティーノ』

観劇


お芝居の大団円

総理と奥様が乗った選挙カーを見上げる大勢の人々

その中に高級レストランの支配人(颯香凜様)とその店のソムリエの女性(星咲希様)もいます

皆がぎゅーっと集まる時に、支配人はソムリエの手を取って、ん?手を取った?見間違いか?

ソムリエの腰に手を回して、ん?

ソムリエさんも身を委ねて、支配人の顔を下から、見上げて、ん?見つめ合ってる、、

このふたり、、

ただ同じ店で働いているという関係、ではなく、

さらにその先に進んでいるという事なのか、、、


と、私の推し星男・颯香凜様があまりにもスマートに娘役をエスコートしているのを見つけてしまって、ふたりの関係性に妄想を膨らせていたら、大団円が終わってしまいました



支配人になる前には総理の会見に集まる記者のひとりとしてカメラを構えていた颯香凜様

なぜか、嫌がる女性記者(二篠華様)に指示を出して(ポーズを取っていたような踊っていたような…)、総理にカメラを向けつつ、嬉しそうにその女性記者の写真を撮っていました

どういう設定なのでしょうか

気になりすぎて、本編に集中できない!と思いましたが、その後はちゃんと総理の話を聞くことができました




あの「記憶にございません!」を舞台化、しかもタカラヅカで上演!と知ったときには心底驚き、一抹の不安と多くのギモンしか湧いてこなかったのが正直なところです

が、三谷作品の映画のテイストそのままにタカラヅカ仕様に仕上がっていてさらには芸達者な星組生があますところなくフル活躍されていて、想像以上に面白かったです

なにより主役の礼真琴様の台詞の間と言葉の明瞭さがとても良かったです


そして、およそタカラジェンヌが本公演で演じる役ではない…!とディミトリの乞食役を観たときに度肝を抜かれたのと同じくらいかそれ以上に私の度肝を抜きまくった3名の方々


今回はお芝居はお休みで、ショーのみのご出演かしら?


と、思った方もいるに違いありません

存在感はあるのに存在を消していた麗しき美の化身・天希ほまれ様

美貌を封印して役として生きていた天希ほまれ様と、天希ほまれ様へこの役をキャスティングした方、あっぱれです


あとのふたりは

オレキザキ様(輝咲玲央様)

ひろ香祐様

ただ者じゃないおじさん役を演じるこのふたりもまた、ただ者じゃないなと改めて思いました