4月6日13時30分公演

星組 東京宝塚劇場

『RRR×TAKARAZUKA~√Bheem~(アールアールアールバイタカラヅカルートビーム)』

『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』

ライブ配信視聴



こうやってこっちゃん(礼真琴様)は、

いつも卒業するみんなのことを1人ひとり、

あたたかい言葉で送り出してくれるんですよ

それっていうのはいかにみんなのことを思いやりをもって見てくれているかと(いうこと)

本当にこの人こそ、人柄と腕前を兼ね備えたトップスターなんですよ



退団者とトップスターのコーナーで、

大輝真琴様が語り出したのは、

トップスター礼真琴様のことでした



こちらのコーナーのトップバッターである今回の卒業生のうちの最下級生侑蘭粋様が、ひと言皆さまへ感謝の気持ちを述べたあと、

礼真琴様は侑蘭粋様の人となりを客席へ伝えながら、侑蘭様との思い出を語る様子がまるで彼女の宝塚人生を讃えているように聞こえてきました


自分の気持ちをしっかりと言葉にして伝えることがすごく上手で、ゆらんらんと(侑蘭粋様)喋るとかえってくる言葉に発見をもらって何気ないひと言に助けてもらっていました

お芝居で一瞬一緒になるところではすごく楽しそうにファイアー(役)をやっていて、最後の新人公演も客席から観ることができて、自分が楽しんで舞台に立っていると、人の心をこんなにも温かくすることができるんだと学ばせてもらいました

ありがとうね


涙がポロポロこぼれ落ちる侑蘭粋様は、

礼様のメッセージを、

「墓場までもっていきます」



彩園ひな様へ


入ってきたときはもがいている印象でした

いちばん印象に残っているのはVELDADの娘役のアイドル場面で、こんなにも自己プロデュースができるようになったのかと思いました

かと思えば、面白い男役と一緒に楽しい動画を送ってきてくれて、率先して皆を楽しませてくれるそんなギャップに救われていました


礼真琴様のこの温かいお声がけのなかでは

「面白い男役」が気になります

わりとたくさんいそうです



天華えま様へは新人公演での関わりが多かった分、語ることが多くて、それを受ける天華えま様がどんどん様子がおかしくなってきて、お花で顔を隠したり泣いたり笑ったり手を腰にやって大御所?と言われたり、観ているこちらも泣いたり笑ったりしてしまいました



そして最後の大輝真琴様の語りとなるのです

観ている私も、新人公演内という学年の離れた侑蘭様へのメッセージからして、

礼真琴様が下級生へ向ける目、かける言葉、寄せる心に感心し、感動していたので、

大輝様が話しだして、

そうそれ!

と膝を打ちました



そしてまた自分の卒業の日にそんな風に下級生トップスターのことを讃えることができる、

大輝様の人柄も(腕前も)素晴らしいと思いました


ところで、大輝真琴様と礼真琴様が名前だけでなく、顔もそっくりだったのでよく間違えられた、似ているからと真剣に怒られた、というエピソードは驚きました

顔って変わるのだなと、なんだか勇気が沸いてきました

(深い意味はありません)


お芝居で自転車の修理をしてもらって、

ひと言絡んで去っていく青年が、

今日の去り際に、


もう壊さないよ

今までありがとな!


くぅーっ…!ときました


でもそこで起きた拍手は、まるで青年役の御剣海様が卒業されるみたいに思えてしまったのは私だけでしょうか

御剣海様はもちろん卒業しません


夢の世界から卒業する、4つの星の最後の輝きを見届けられて、いちばん星の温かさに触れられた千秋楽でした