9月7日18時公演

月組 宝塚大劇場

『フリューゲル ―君がくれた翼―』

新人公演 

観劇


つづきです
の、つづきです

さすが芝居の月組という場面や役者が多く見受けられたのが印象的な新人公演でした
それは新人公演の演出であるのか、役者個人の持ち味なのか、役作りなのか、自分たちの色を出そうと工夫したのか
そんなこんなが許され、認められ、やってみる、というのがなんとも素敵な組だなぁと思います

コンサートに潜むテロ集団を捕まえて、工作員に自白させる場面
本公演では、工作員(甲海夏帆様)はつかまっても仕掛けた爆弾について愉快そうに嘲るように自白し、高笑いをしながら連行されています
新人公演の工作員(大瀬いぶき様)は捕まったことが心底悔しそうに、最後まで怒りに顔をゆがめながらつれていかれました
全然違っていて驚きました

ナディアが東ドイツにやってきてホテルの部屋の場面
本公演では、
瑠皇りあ様
涼宮蘭奈様
天つ風朱李様
それぞれが荷物、シャンパン、煙草、
を代わる代わる運んで来るのですが、
これを美颯りひと様がすべてひとりで運んできて、いかにもひとりで必死にやっています、というていで、汗をふきながらやっていて、笑いをとっていました
美颯りひと様と言えばグレートギャツビーの二幕頭のショーで、女神のように神々しく艶やかに愛らしく登場していたのが印象的でした
その愛らしい美しさにうぬぼれることなく、芝居でも爪痕を残していました
可愛い顔して、やるなぁ…!

その美颯りひと様も一員である、ナディアと一緒にツアーをまわっているであろうメンバーに(友人と私の間で)今をときめく飛翔れいや様が歌い踊っていました
とっても華があって目をひきました
そしてナディアの両サイドを固めるのは、毬矢ソナタ様と槙照斗様でした
それぞれ他にヨナスの叔父さんとヨナスのお母さんに助けられた弁護士ニコラをしっとりと演じつつ、ここではアイドルチックに歌い踊っているのですが、
毬矢ソナタ様は髪型のせいか80年代、いや、70年代のアイドルのようで、
まるで、

城みちる…


頭にふとよぎったのはそっと胸に秘めておきます

注:イルカに乗った少年をナマで聴いていた世代ではありません


今回の月組公演は元花組の北川加奈様がオーケストラに入っていらっしゃるのを配置表で確認していたのですが、新人公演でそのお姿を目撃できました
遠目で見ても格好良かったです
注:宝塚時代の芸名は初花美咲様で、現在は北川加奈様としてご活躍で、オーケストラではまた違うお名前です

そして帰りの電車で友人と興奮しながらプログラムを見ながら熱く語り合っていたら、隣のご婦人が話しかけてくださいました

私にも今日の感想言わせてほしいの
阪急沿線の出身の方たちが4人ほどずらっと並んでいた場面あったのよ
そこで、うわぁ みんな阪急沿線やわ
って思って、やっぱり親近感沸くしみんなイイよねぇ

阪急沿線出身者推し

新しくてめずらしくてなんかイイ!
って思いました
でも3人まではわかったのですが、あとひとりがいまだにわかりません

私も思い出せないから、
帰ったらおとめで見てみて

と言われたのですが、見てもわかりません
いつかまたお会いできたら、
あとひとりがだれかを教えてください