8月20日15時30分公演

月組 宝塚大劇場

『フリューゲル ―君がくれた翼―』

『万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)』

観劇


ショーの客席降りが復活しました

舞台で歌い踊っている出演者の方々が、

銀橋の2ヵ所の階段からかけ降りてきて、

客席通路に等間隔で配置され、

そこで、手の届きそうな距離で、

引き続き歌い踊ってくれる、

それが客席降りです

しかも目がしっかり合ったり、

微笑みかけてもらえたり、

娘役の背中の美しさに見惚れたり、

毬矢ソナタ様のご尊顔をがっつりくっきり拝したりする、

それが客席降りです

私の座席の列は娘役の方でその前が毬矢ソナタ様という幸運なお席でした

まりやっちょはとっても美しかったです

ただ手拍子しながらガン見していただけなのに、汗をかくほど興奮しました

ちなみに隣の席の方はその少し前だったか、興奮しすぎたからか、オペラグラスを吹っ飛ばしていました

きっと客席降りを楽しみにしすぎたあまり、手が勝手に暴れたのでしょう

しらんけど


まだまだ不安がぬぐえない状況だからでしょうか、手を出したりおさわりしたりする方は私のまわりにはいませんでした

マスクもしていて手も足も出さず、声もかけず、品よく観劇する観客

これぞタカラヅカファン

でももし私が通路側の座席だったら、

(今回は通路からだいぶん遠かった)

すぐ近くに推しのひとりである、まりやっちょが立ち止まってくれたなら、、、

きっと無意識に手をそっと差し出してるな、、、

そしてそんな私にそっとタッチしてくれるまりやっちょ、、、

という妄想だけでしばらく生きていけそうです



お芝居もショーもいたるところで小芝居が入っていて、目が足りませんでした

ショーで最後の方の場面で、たぶん渋谷の場面だと思うのですが、ひとつ印象的だったのは、


ハンディ扇風機を持って歩いている若い娘にチンピラ風の男が絡んできた

そこに、おいっやめろよ!とただものではなさそうな大男がチンピラ男を追い払う

若い娘は大男に驚きながらもお礼を言って立ち去る

大男は彼女をそっと見送る


大男=大楠てら様

チンピラ男=槙照斗様

男はある事情で今は堅気ではないが、一人娘の面影をこの若い娘にみていたのかもしれない

そして妻も娘も2人はもうこの世にはいない…

というのがドラマチックに繰り広げられていました

すべて妄想です

でもこの人も満員電車に揺られていたかもしれません(そういう場面がある)

今も堅気かもしれません

見た目で妄想を繰り広げてすみません


前の男性の頭で舞台センターがまったく見えなかったため、こんなドラマを妄想しながら観ておりました

楽しかったです

でも次はセンターが観たいです