6月21日13時公演

星組 宝塚大劇場

『1789―バスティーユの恋人たち―』

観劇




星組特有の、

「みんな歌声がめっちゃデカイ」

健在でした

安心してください

星組は元気です


リ・スタートで休演のお知らせがあった碧音斗和様が本日から復帰でした

ダンスが上手くて光っている人がいると思ったら碧音斗和様でした

踊る印刷工の中では夕渚りょう様とともにキレがあって音に乗ったダンスで目を引きました

この作品は数々の歌のナンバーが有名ですが、ダンス場面も見ごたえがあって、どれもこれも素晴らしかったです

初演よりもダンス場面が増えたのかなぁ

初演はとにかく数々の歌が強烈に印象的でした

初演で珠城りょう様が「お稽古最初にとんでもなく音が出て皆びっくり!」で有名な、民衆の無言の抵抗を表すボディパーカッション

これが本当に力強くて美しくて見事でした

パンを食べながら勉強していた民衆代表の極美慎様がセンターで光輝きつつ地を踏みしめながら踊り出すと、

そこへ食べるものもなかった雑草民衆代表の礼真琴様がさらに力強く全身で音を奏でて言葉を身体で表しながら踊り皆がそれに共感していく


という様が圧巻でした


そして二幕の始まりはおもだった民衆の皆様が客席から登場されて、拍手喝采でした

客席降りがあるとは聞いていたけれど、最初の方にロナンとオランプがバスティーユから逃げ出すときにいちばん前の通路を歩いていたので、

あー、このことね

と私の中での「客席降り」はすでに終わっていました

が、それは序ノ口でした

センター通路の両出入口からたくさん出てきて、

しかも歌っている!

さらに止まってくれる!

しかも私の列近くに颯香凜様!


神様仏様友の会様、ありがとう

颯香凜様の凛々しく美しい横顔と金髪と腰から上の身体を近距離で見つめ続けられた時間は、

見つめ続けたと言えるほどではなく実際にはわずかな時間だったのかもしれませんが、

最高に尊い時間でした

これで寿命がのびたような気がするし、

逆に血圧と心拍数が上がって身体にダメージを受けた気もします

でもそれで明後日命尽きても本望です

(明日は絶対に生きる)

それくらい幸せなひとときでした


スター揃いの今の星組にとって、たくさんの役とそれぞれに見せ場があるというのが、見どころが多くて誰も彼もどこもかしこも、大満足でした

中でもロナンの身代わりになってはりつけられたまま放置される牢屋番の鳳真斗愛様が持ち味を生かして笑いを取り、爪痕をしっかり残していました

碧海さりお様は逆に持ち味は真面目そうな雰囲気でありながら、軽く息抜きさせる場面を部下2人と担って笑わせてくれたのが意外でした

部下2人は今をときめくホープの稀惺かずと様と大希颯様です

さすがにキラッキラで目を引く2人でした


ところで、観劇中に眼鏡を頭にかけている方を時おり見受けます

お洒落なのか、オペラグラスを使うときに目から頭へかけ直すのか、はたまたその逆か

後ろに座っている方からすると頭の上にナニかのっていると視界をさえぎられることには違いありません

二幕が始まる前に前の頭メガネのふたりに声をかけていたご婦人がいました

勇気あるご婦人に心の中で拍手を送りました

悪気なくしている行為が気づかないうちにマナー違反や迷惑となっているかもしれません

そう思って、髪のボリュームを手で押さえつけて、すこし座高を沈めて座り直した二幕の始まる7分前の私でした

でもすぐに颯香凛様が近くへいらしたので周りをかえりみず、おもいっきり背筋を伸ばして首をひねって斜め後方を見続けたのですけれどね

あの場面のあのときは無礼講ということで、お許しください