3月6日13時公演
月組 宝塚大劇場
『応天の門』―若き日の菅原道真の事―
「Deep Sea―海神たちのカルナバル―」
千秋楽
観劇
帝(千海華蘭様)(と、義房(光月るう様))が登場すると、拍手
大師(結愛かれん様)が踊り出すと、拍手
るうさんが歌い出すと、拍手
清香蘭様が本舞台センターで男役に囲まれて踊り出すと、拍手
朝霧真様が本舞台センターで娘役をリフトすると、拍手
退団者が揃って踊り出すと、大拍手…!
千秋楽ならではの退団者への拍手がいたるところで沸き起こって、愛に包まれた空間にいられて幸せでした
いつもはない拍手を受けて、感情がこみ上げそうになりながら踊る結愛かれん様や、
幸せそうにセンターでキラキラ輝く清香蘭様と、その近くでこれまた満面のキラキラを清香様へ向けながら踊る蘭尚樹様が最後に投げキッスまで送っているところ(清香様は見ていないけれど私は見ました)や、
朝霧様のドヤ顔の男らしく格好良いリフトや、
千海華蘭様のぐっさり開いた開襟の色気とは裏腹なキュートな笑顔のキレてるダンス、など様々な退団者の姿を目に焼き付けてきました
退団者ご挨拶で大きな瞳をキラキラさせながら落ち着いた話っぷりでご挨拶をする愛らしい蘭世惠翔様
フォーエバータカラヅカを歌ったらもうダメでしたと泣き出す花時舞香様
7名もの退団者がいて、その中に組長やベテランもいるというファンにとっては感慨もひとしおの千秋楽でしたが、卒業生は皆からっと清々しく、きりっと美しく力強くご挨拶されていました
るうさんは、
「88期生最後の生徒として、、」と語って、しみじみとしたのもつかの間、
「90周年の運動会で月組が優勝したときに参加した最後の1人として、、」と語り、客席に笑いがさざ波のように広がりました
からんちゃんは、副組長・白雪さち花様が代読する皆様へのメッセージからしてユーモアたっぷりでした
演じてきた様々な役の言葉を借りて、思い出と当時の心境を綴っていました
最後の大階段を降りてのご挨拶はとても美しいキュートな笑顔を絶やさず、「本当にありがとうございました…!」で締めないという、皆と違うセンスがさすがからんちゃんでした
その前にまずブーケがとても変わっていて、え、そうやって持つの?と驚きました
その退団者からのメッセージの代読を、今回初めて副組長として行った白雪さち花様
最初の挨拶こそ緊張されていて声が震えていましたが、その後は堂々と落ち着いて7名からの退団メッセージにプラスして、それぞれへのさち花さんの愛に溢れた思い出をたっぷりとおはなししてくれました
それがとても熱く情感たっぷりで、さながら、
「女優・白雪さち花 朗読劇」のようでした
感動しました
次回からは組長は梨花ますみ様になるので、今回のさち花さんの朗読劇はとても貴重なものでした
最後なので、お芝居は月乃だい亜様が公達としてご出演の場面をロックオンしてきました
魂鎮めの宴の場面のだい亜様の芝居が秀逸でした
ただ、座ってお酒を呑みながら見ているだけなのですが、大師様が舞っているときはそれはそれは楽しそうにご覧になっていて、大師様がはけていかれる時は、最後の最後まで名残惜しそうに身体ごと視線を向けて(下手の公達は皆同じように大師様へ向けて身体が)くずれていました
その後、道真たちの舞が始まると面白くないと言わんばかりに退屈そうにして、なんと2回もあくびをしていました
芝居が細かい、細かすぎる…!
あくびを見て笑ってしまいそうでした
卒業するベテランの皆様、安心してください
芝居の月組は安泰です