2月18日13時公演「ベルサイユのばら45」観劇

1974年に初演されると瞬く間にタカラヅカの人気に火をつけた「ベルサイユのばら」
今やタカラヅカの古典とも言うべき代表作であるこの「ベルサイユのばら」
上演45周年を記念して、昭和・平成のベルばらレジェンドの皆様による、
歌やトーク、名場面の数々を楽しんできました


いや、もうめっちゃ面白かったです
楽しかったぁー

映像をまじえながら、初演ベルばらの生き残り(ご本人談)汝鳥伶様の解説付きで進行します
汝鳥さんはメルシー伯爵の扮装です
ブイエ将軍もかねていたかもしれません

昭和のベルばらから
「この方の歌声なくしては初演の幕は開きませんでした 初風諄さんです どうぞ」

初風諄様
歌声に衰えがまったくないんです
(いや、初演はもちろん観ておりませんが)
まろやかでつややかで高音を高音と感じさせない余裕のある歌声でした
今在団されているとしたら、ファントムのクリスティーヌが出来てしまうお声です
可憐でけなげなキャラクターではありませんが…
そう、初風さんは女王にふさわしい威厳と高貴を身にまとっているのです
ご自分でも退団の理由として、
「学年も上がって今さら侍女役とかイヤでしょ
女王だったら偉そうにしてられるし、こんな良い役もうないなと思って、
もうやめようって思ったの」

昔の人は正直です


安奈淳様
お美しかったです
お年を重ねても品のある美しさは変わらず、
佇まいに花があります
大病を患ったと思えない力強い歌声を響かせてくれました

榛名由梨様
これぞ昭和のスター
ベルばらの立役者
すごい貫禄
舞台に登場したときは、小林旭かと思いました



昭和のベルばらトークは爆笑の嵐でした
ショーちゃん(榛名由梨様)の漫談タイムかと思いきや、
安奈淳様の全国ツアー函館編がドカンドカン笑いを取っていて
ここまででもう劇場に来た甲斐があったなと思いました


永遠に続くかと思われたトークタイムもメルシー伯爵の、
「王妃様、お時間でございます」
王妃様のお答えは
「よきにはからえ」
で、終了



次は平成のベルばらレジェンドの歌のコーナーです

まずは杜けあき様
この方の雪組版が第二次ベルばらブームの幕開けでした

ベルサイユのばらは漫画本を見ていた私にとって、
タカラヅカで上演されたというのはもはや伝説でしかなかったのです
その伝説がよみがえると知ったときの衝撃は今でも覚えています

「次の雪組、ベルサイユのばらのポスターやった」
「うそぉ 昔のポスター見ただけちゃうん?」
「やっぱりそうかなぁ 見間違いか」

なんて会話を友人としたのもついこの間のような気がします

アンドレテイストの髪型とお衣装のかりんちょさん(杜けあき様)は昔のままの暖かい歌声のアンドレでした

紫苑ゆう様
どうやら冷凍保存されていたもようです
金髪ヘアーは現役当時のままの格好良い髪型で、
燕尾風のジャケットはゴールドでそして白のロングブーツ
シメさん(紫苑ゆう様)のファンの方は幸せですね
いつまでも男役のままの素敵なシメさんに会えるんですから
そんな私も形状記憶合金のようなシメさんを観ることができて幸せでした

日向薫様
失礼ながら現役時代よりも歌が上手くなっていてびっくりしました
スタイルの良さと品の良さは相変わらずでした

ここまででまだ一幕の半分ちょっとくらいだったかなという感じです

もうすでにかなりお腹いっぱいな濃い内容ですが、
まだまだ続きます