11月19日12時公演 月組「鳳凰伝」「CRYSTAL TAKARAZUKA」観劇

「鳳凰伝」

美しく豪華なお衣装の中国ものというだけの予備知識しかありませんでした

たまさま(珠城りょう様)曰く
「最初に観たときは怖い話だと思いました」
私も初めて観劇した今回、
「怖い話だと思いました」

昔の中国って残虐…
高貴な身分ほど、特に女性が残忍…

そんな残忍で残虐な姫を、元王子の風来坊が愛によって生まれ変わらせるお話であります
(簡単にまとめてみました)
終始重く暗めの舞台です
人がけっこうたくさん死んでいきます

あぁタカラヅカってこんな話もするのね、するんだった、そうだった、
と最近の平和ヅカボケにはまっていた頭で考えながら観ていました

たまさまの真心を踏みにじる場面が酷すぎます
あぁこんなに冷たい仕打ちをされたら、私なら本当に死んでしまう…
が、死ぬことさえ酷い言葉をかけられたその結果がアレ…
そうです、女って怖いのよ…

と言うのを麗泉里ちゃんが可憐に恐ろしく演じていました

この役は奴隷役の海乃美月ちゃんと娘役2番手という感じですね

その美月ちゃんのお役には最後は泣かされます
芯のしっかりした役が似合います 
けなげでかわいくてでも報われないそんな幸がちょっぴり薄目の役が似合います

ちゃぴ(愛希れいか)の威厳、威圧感 
豪華な衣装に負けない佇まいと台詞まわし
娘役というより女役ですね、これは
(どう違うのかわからないけれど)
そして久々にたまちゃぴの濃いぃラブシーンがありました
のけぞるちゃぴに、たまさまがかける台詞!

ああ、あついわぁ(山田花子の往年のネタ)

これからご覧になる皆様
どうぞ生唾ごっくんしてください


かなと様(月城かなと様)が骨太で男臭い役をしっかり2番手として魅せてくれました
歌声も迫力があるし、大劇場でも2番手だったっけ?と思ってしまいました
(こちらの方が学年的には2番手としてしっくりくるような気がしたとは言いますまい…)

かなと様と言えば今回の全国ツアーでの「ご当地台詞」を担当されているようで、
ショーのシンデレラボーイが乞食?に食べ物を恵んであげる時に言う台詞が
今日(大阪)は、
「阪神の地下で買(こ)うた、いか焼きやで」

マニアックゥ~!

阪神百貨店のいか焼き、うん、安いもんね
シンデレラくんにも買えるよね