昨年12月、知人宅でミカさんの母親に会った。
ふ~ん、この人が母親ねぇ・・・
と思ったくらいで、特に心が乱れることはなかった。
ミカさんの母親が親戚にあたるその家にいることは、
全然不思議じゃないし。
夫にはすぐに報告した。
ミカさんという名前は出さなくても、
この母親の存在は通じる。
夫は平然としていたけれど、ビクッとしたかも。
最近はその母親なる人と毎週お会いしている。
ずいぶんとうちとけて、少しずつ話をすることも増えてきた。
これが昨年だったら、大変なことだった。
なんといってもミカさんは夫の不倫相手だもの。
離婚の原因になるかもしれない人だったんだから。
渦中、この母様なる人に会っていたら
私はこの人に相談したかもしれない。
どうにかして下さい! と懇願したかもしれない。
あなたの娘さんは淫乱ですよ・・・とか、
尻軽ですよ・・・とか、
わざと母親を傷つける言葉を吐いたかもしれない。
人の出会いはおもしろい。
今頃になって、落ち着いた時期を見はからったように、
出会うべくして出会う。
私と会ったことを母親から聞いたとしたら、
ミカさんは、ヒヤッとしたかな?
不倫女でも、そのくらいの罪悪感はもっていてほしい。
いまでも夫のやらかしたことを思い出さない日はない。
ミカさんのことも忘れた日はない。
でも一生赦さない!とか、
復讐してやる! とか、そんな風にも思っていない。
なるようになる。
すべては そういうふうにできている。
だから毎週会うミカさんの母親なる人とも、
私は笑顔で挨拶し、普通に会話する。