先日、二泊三日でクラブの合宿に行きました。
夏休みの貴重な時間にもかかわらずたくさんの子ども達の参加に大人達のサポートのおかげで無事に終わることができました。
出発前から最終日は台風の影響が少なからずあるのはわかっていました。
そんな中で絡ませていただいたチームはうちを含めて3チームではありましたが、それぞれ、刺激あるゲームを体験できました。
私はこの合宿は6年生を卒業生と2人で見させていただきました。最高学年であることに加えて最後の合宿という事もあってたくさん子ども達と話をしようと思いました。
普段、どう思っているのか?サッカーだけでなく生活面においてもそうですし。
そんな中で一番驚いたのは実はみんなサッカーについてちゃんと考えているという事。ちょっとした事を会話してサッカーの事も聞いたりするとほとんどの子ども達が自分のサッカーの思いを聞かせてくれました。
まだ私の質問に誰も答えようとしない事もあるけど少しずつだけど自分の言葉を発してくれるようになりました。
そんな中である子は私に
「コーチ、こういう時どうするのがあってるの⁇」
と質問してきました。
どうするのがあってるのか?
その子はとても視野も広いし頭もいい子なので具体的にこうするのが正しいという事は言いたくなかったです。見た景色、見た動き、感じた空気、などなど…
そんな中で自分がどう思ったか?迷ったのか?結果、固まってしまったのか?
トレーニングだからそれでいいと思うんです。その中でこうしたら…と提案したらきっと簡単です。
でも、そうするとその子(に限らずほとんどの子ども達)は間違いなくその通りにやるでしょう。
そんな中で…ちょっとワクワクしたのがあるメニューの一場面。
スタートの動きとパスだけ伝えてそこからどうゴールに結びつけるのか?それは判断してやるように。
そんなメニューをやりました。
私は見本を左からパスを出してやりました。子ども達は最初、その見本通りにスタートしていました。何も言わずにいると途中から
「次はこっちからもスタートしてみようよ。」
と1人の子が提案。子ども達が自分達でボールを逆サイドに運んで逆バージョンを。まだ真ん中から‼︎の自発発想は出ませんでした。でも、会話はするけど指示はしない。そんなスタンスで臨んだ合宿で2日目午前に少しだけ成果が。
うまくいかない時もメニューを一旦止めて
ドリンク‼︎
あとは1分自分達で話し合って。
子ども達は日陰に入って意見を出し合うようになりました。まだ限られた子だけど…
人の意見をどう聞けるか?
自分の意見を主張できるか?
難しいですが、考え方は人それぞれだし人の考えと違うのは当たり前。むしろ、違うから自分の考えにも価値があるし、反対に人の意見にも価値がある。いつかそうなってくれるのを見守っていこうと思うのでした。そしたら、きっと1分でも全員から意見が出るようになるはず。
試合では反射的、感覚的にプレーをする事が多い子達なので頭をもっと回転させて欲しいと伝えました。もちろん、反射的、感覚的にやるプレーが悪いのではありません。寧ろ、大切だと思います。でも、それは状況を見てのプレーではなくて失敗をしないためのプレーなんです。はっきり言うと私は失敗をして良いから‼︎ということがあまり好きではありません。でも、それ以上に嫌なのは失敗をしないようにだけプレーをする事なんです。そんな中で失敗をしないために反射的なプレーをする事が多いのが気になっていました。
だから、敢えて頭をフル回転させて欲しいと伝えてきました。そうなるために課題として1つ明示しました。合宿前の練習から意識してもらってチャレンジしました。
試合でも時折そんな場面が見られました。味方と考えが違って食い違う事も多々ありました。それこそ謝らないで欲しい。他人の考えをお互いに吸収して欲しいと思うのでした。それには他人のプレーを観察して他人の考えを察する必要があります。自分の考えを示す必要があります。
子どもだから難しいとか無理とかじゃなくて。
そう、そんなことを言ってしまうのは子ども達を見下しているということ。
子どもをなめないでもらいたい。
相手はとても一生懸命サッカーをしてくれる相手でとても勉強になりました。1日目、9点取って勝った相手に2日目には先制されて慌てて。その状況を自分達でどう打開するのか?とても興味深く観てました。そんな中で誰がリーダーになるのか?残念ながらこの場面でリーダーになる子は出ませんでした。まあ、結局、点を取って落ち着いたらまた差は開いたのですが、課題も見つかりました。
課題をもって臨んでいる合宿。
サッカーをどれだけ知っているのか?
どれだけ考えてサッカーをしているのか?
考えて練習をしているのか?やらされているのか?
終日サッカーをして寝食も共にするのですからそういう一面も見えてきます。
あ、
この子はやりなさいと言われてやっている子だな。
この子は自分でやりたくてやっている子だな。
ボールを奪う場面で違う子に同じ質問をしました。
とても基本的な質問です。
でも、1人の子は全く答えられませんでした。
この子は宿舎からグランドに向かう際も目が覚めていないのか?ボォ〜〜っとしています。準備でもなんでも遅くて大抵最後になるかブービー。
普段の練習でもそうですが、合宿となるとそれがとても顕著になります。親御さんが行きなさいと言ってくれない合宿です。自分で練習や試合に向かうところもやらねばならないのですからね。
逆に親御さんがいると何もしない子もいます。いや、正確には親御さんがやってしまっているというのが正しいかと思います。その子は行動こそ前の子と同じくらい速くはないのですが、みんなが忘れた事や気付かなかった持ち物に気付いて自分で運んでくれたり取りに行ってくれたりとこの2人の間には明らかな遅さの差がありました。
そしてこの合宿で経験した事。
最終日が台風で中止になってしまって半日持て余すことに。でも、仕事の関係で先に帰られたコーチの方が子ども達に前の夜に伝えてくれた一言で子ども達のその半日の行動が変わりました。
来た時よりも綺麗に‼️
いつも使った施設は掃除して返すのですが、この言葉は子ども達にもわかりやすくて響いたのでしょう。6年生中心に4年生も5年生もみんなで部屋、廊下、入り口、トイレ、洗面所と大掃除を始めました。サッカーはできないで残念でしたが、みんなで綺麗にしました。台風の中で帰る準備も進めているので大変ではありましたが、子ども達は各々考えて行動してくれました。
入り口のスリッパも若いコーチからこうしたら綺麗だよね。とアドバイスをもらって4年生が2つずつをペアにして整理整頓。乱雑に脱ぎ捨てられていた他の団体の履き物まで
そんな中で他の団体の指導者の方が並べたスリッパを履いてドカドカと二階に上がって戻ってくるとスリッパを脱ぎ捨てる有様。
綺麗になっていればどうしますかね。まあ、そもそもこの入り口は履き物を置いておくのもNGなんですがね。また、それを見て4年生が
来た時よりも綺麗に‼️
同じ指導者がまた繰り返すので言ってやりました。
すみません。これはうちの4年生の子達が綺麗に並べたんです。なんとも思わないのですか?
そんな事を言われて恥ずかしくなったのかその方は下を向いていなくなりました。
いなくなんのかい‼︎
と思いましたが、それを見ていたその団体の代表らしき人が来て
すみません。
と直していました。
あのさあ〜呼び止めて直させたら⁇
と思いましたが、もうほとほと呆れてしまいました。
頑張った4年生の子達にいい子いい子して誉めると満面の笑みで
来た時よりも綺麗⁉︎
と聞かれて、
すげえ綺麗‼️
と。
うちのクラブの倉庫でも
来た時よりも綺麗‼️
実践してね。
サッカーでも成果や課題が見えたけど他にも学んでくれたり私も学ばせてもらったり。
楽しくも有意義な3日でした。