新たなる設備を導入しました
いつもの様に浅〜い説明をする前に、背景を簡単に書いてみます
ロッドビルドをする上で、今でも一番屈辱的工程が
グリップ制作です
チタンティップは数百本と削ってきまして、それなりのオリジナリティと言うか、自分が気に入るテイストには仕上がる様になり
それに合わせたブランク選定も悪くない迄にはなりました
しかし
グリップは、市販のフジのパーツをプラモデルの様に組み立てています…
少し手を加えた、DPSスケルトンも、正直、自分の手には合わない
それに疑問を感じ、3dプリンターを購入して…
3D CADで設計したグリップを
3dプリンター で出力し
トライ&エラーを繰り返して来ましたが
これも納得できない
まず設計が先行して
それを使って評価する
この部分が腑に落ちない
理想は…
グリップならば、例えば紙粘土で握りやすい形状を作り込み、それをCADに落とし込むのが良いと思います
紙粘土模型は、ルアー制作時に採用しておりましたが、ノギスで測定すると言うこともあり、満足出来ませんでした
絶妙と思われる曲線が全く反映できなかった…
(だから釣れなかったのか?)
そこで、この度導入したのが、3Dスキャナー
これにより、粘土細工が簡単にデータ化出来、3Dプリンターで出力出来ます
実際はそれでも、トライ&エラーとなる訳ですが
まだ、納得できると言うか楽しめそうです
加えて、同様のオーダーも受けれます
参考程度にフジのベイト用グリップを載せておきます
3Dプリンターはノズル0.5、積層0.25とかなりラフです
詳細は、余裕がある時に載せ…
ようかな…