キングダム第4話「反乱軍の手」。

 

漂を殺した刺客・徐完との戦い。

最初は徐完の力に圧倒されていた信でしたが、漂との日々を思い出し、再び立ち上がります。

 

下僕として暮らしていたころ、信と漂は何度も剣を交えてきました。

その数は1000回を超えるほど。

そこで磨いてきた力を発揮し、信はついに徐完を斬り伏せます。

 

漂を殺した相手を追い詰め、あとはとどめを刺すだけ。

 

ところが、倒れた徐完は突然、信に命乞いを始めます。

自分には四人の子供がいる。

自分がここで死ねば、子供たちは身寄りを失ってしまう。

徐完はそんな事情を信に訴えます。

 

信自身も、戦争で家族を失った孤児です。

身寄りのない下僕として生きてきました。

徐完の子供たちが自分と同じような境遇になるかもしれない。

そう考えた信は、徐完にとどめを刺すことができません。

 

そんな信の横を、政が通り過ぎます。

そして政は、ためらうことなく徐完にとどめを刺しました。

 

突然の出来事に、信は言葉を失います。

しかし政の考えは明確でした。

徐完が犯した罪と、その子供たちの人生は別のもの。

子供がいることを理由に、徐完の罪までなくなるわけではありません。

 

漂の仇を前にしても情に揺れる信。

一方の政は、王として冷静に判断を下します。

ここで、信と政の考え方の違いがはっきりと表れます。

 

さらに政は、信に問いかけます。

漂が死ぬことになった原因は自分にある。

それなら、次は自分を殺すのか。

 

政は、自分が王として生き残るために多くの人間が命を落としてきたことを理解していました。

その中には漂もいます。

だからこそ、自分のために死んだ者たちの命を無駄にしないためにも、ここで死ぬわけにはいかないと考えていました。

 

信の中では、まだ気持ちの整理がつきません。

漂は政の身代わりとなったことで命を落としました。

そのことを考えれば、政は漂の死の原因ともいえます。

 

しかし、その漂が最後に信へ託した地図の先にいたのも政でした。

政を憎むべきなのか。

それとも漂の遺志を信じるべきなのか。

信は答えを出せないまま、その場に立ち尽くします。

 

そのころ、秦の王都・咸陽。

王宮では、成蟜が兄である政の首を待っていました。

しかし、政を討ったという知らせはなかなか届きません。

 

そこで成蟜の側近・竭氏は、さらに大きな力を動かします。

政を確実に仕留めるため、ついに秦の軍そのものを差し向けたのです。

 

本来なら王の命令なしに簡単に動かせるものではない軍隊。

それさえも、すでに反乱側の手に落ちていました。

 

その異変は、信と政のいる黒卑村にも迫ります。

突然、地面の揺れを感じる政。

その正体は、大勢の兵がこちらへ向かってくる足音でした。

現れたのは、政を守るための兵ではありません。

政を殺すために送り込まれた秦国の軍です。

 

陸には大量の兵士。

さらに川にも船が並び、逃げ道を塞いでいきます。

黒卑村にいた人々も襲われ、信と政は完全に包囲されようとしていました。

 

ここで政は、自分が置かれている状況を理解します。

反乱が起きていることは分かっていました。

しかし、軍の指揮系統まで成蟜側に回っているとなれば、事態は想像以上に深刻です。

国王であるにもかかわらず、自国の軍から命を狙われている。

政には、まともに逃げ切ることさえ難しい状況でした。

 

それでも信は諦めません。

目の前に軍がいるなら、そこを斬り抜ければいい。

川沿いを進み、包囲を突破すると言い出します。

 

そして政との決着をつけるのは、この場所を生きて抜けたあとだと告げました。

あまりにも危険な作戦。

 

それでも信の言葉を聞いた政も腹を決めます。

二人は、迫ってくる軍を相手に戦う覚悟を固めました。

 

そのとき。

二人の前に、不思議な格好をした人物が現れます。

 

その人物は、この包囲から逃げられる抜け道を知っていると言います。

信は、その姿に見覚えがありました。

黒卑村に来たとき、自分の存在を村の人間たちに知らせていた人物です。

当然、信は簡単には信用しません。

 

しかし、その人物の目的は金でした。

政が大金を持っていると考え、助ける代わりに金をもらおうとしていたのです。

政は、金が目的なら行動する理由がはっきりしていると判断します。

一方の信は、名前すら分からない相手についていくことに納得できません。

 

すると、その人物はかぶり物を外します。

中から現れたのは、一人の子供でした。

 

名前は、河了貂。

こうして信と政は、河了貂の案内で秦軍の包囲から脱出することになります。

 

キングダム第4話では、徐完との戦いに決着がつき、今度は秦国の軍そのものが信と政の前に立ちはだかります。

そして絶体絶命の二人の前に、河了貂が現れました。

信、政、河了貂。

ここで三人が出会うことになります。

 

 

【感想】

 

信と政って、本当に考え方が全然違うんだなって思いました。

徐完が子供のことを出して命乞いしたとき、信が手を止めちゃうのはすごく分かります。

信の優しさが出てるなって感じました。

でも、そこで政が迷わず斬るのはちょっと怖い。

ただ、「罪と子供は別」っていう政の考え方を知ると、ただ冷たいわけじゃないんだなって思えました。

ここで政の印象が一気に変わりました。

そのあと軍まで出てきて、急に話のスケールが大きくなるのもびっくり。

河了貂も登場して、ここから3人がどうなっていくのかすごく気になりました。