キングダム第7話「南方から来た刺客」。

 

黒卑村を抜け出した信、政、河了貂の三人。

追っ手から逃れるため、地下道を通って村の外へと出ます。

ここから政は、昌文君と決めていた最後の合流地点を目指すことになります。

 

そんな中、河了貂が気にしていたのは、自分が案内したことで受け取れるはずだった報酬でした。

ところが政は、金は黒卑村の小屋に置いてきたと答えます。

命懸けで案内したにもかかわらず、肝心の金がありません。

河了貂は大きなショックを受けます。

 

政は王都へ戻ればいくらでも払えると言います。

しかし今の政は、王宮を追われて反乱軍から命を狙われている立場です。

本当に王都へ戻れるのか。

戻れるとして、それがいつになるのかも分かりません。

河了貂にとっては、とても安心できる話ではありませんでした。

 

一方、信は政にこれからどうするつもりなのかを尋ねます。

王宮を奪い返すために、何か特別な策があるのか。

 

しかし政が頼りにしているのは、昌文君との合流だけでした。

成蟜の反乱によって王宮を追われた政に、今すぐ動かせる大軍があるわけではありません。

まずは生き延びて、昌文君と合流する。

そこから王都を取り戻すための道を探すしかないのです。

 

信も、その危険な道に最後まで付き合う覚悟を固めます。

漂が命を懸けて政を守り、自分をここまで導いた以上、途中で投げ出すつもりはありません。

 

三人は昌文君との合流地点を目指し、森の中を進み続けます。

しかし、政を追う反乱軍も動きを止めてはいませんでした。

黒卑村を徹底的に捜索しても、政の姿は見つかりません。

 

そこで反乱側は、新たな追っ手を差し向けます。

その男の名は、ムタ。

南越からやって来た刺客です。

並外れた脚力を持ち、猛毒を使った吹き矢を武器とする危険な人物でした。

まともに戦うだけでも厄介なうえ、毒を受ければ命に関わります。

 

信たちは、自分たちの背後からそんな刺客が迫っていることをまだ知りません。

ムタは政を仕留めるため、その跡を追い始めます。

 

その頃、信たちは休む間もなく森を進んでいました。

ところが、ここで信の身体が限界を迎えます。

信は前日の夜から、あまりにも多くのことを経験していました。

幼い頃から共に大将軍を目指してきた漂を失いました。

その直後には、漂から託された地図を頼りに黒卑村へ向かっています。

そこで政と出会い、追ってきた刺客とも命懸けで戦いました。

悲しむ時間も、まともに身体を休める時間もないまま走り続けてきた信。

ついに力尽きて、その場に倒れてしまいます。

 

そんな信を見た政は、置いていくことはしませんでした。

信を背負い、そのまま森の中を進み続けます。

王である政と、下僕として生きてきた信。

身分だけを見れば大きく離れた二人です。

それでも漂の死をきっかけに行動を共にし、少しずつその関係も変わり始めていました。

 

一方、王都・咸陽。

政を取り逃がした竭氏は、苛立ちを募らせていました。

政の遺体はいまだ見つかっていません。

 

さらに危険なのは、政が昌文君と合流することです。

昌文君は、政を支持する側の中心人物。

もし二人が再び合流すれば、反乱を起こした成蟜側にとって大きな脅威になります。

 

竭氏は部下たちに、政だけではなく昌文君も急いで探し出すよう命じます。

ところが、そこへ一人の巨大な男が姿を現します。

六大将軍の一人として名を馳せた、王騎将軍でした。

 

王騎は竭氏たちの前で、昌文君について思いもよらないことを告げます。

昌文君は、すでに自分が倒したというのです。

 

政が唯一の頼みとしている昌文君。

もし本当に昌文君が死んでいるのだとすれば、政たちの状況はさらに厳しくなります。

キングダム第7話では、政たちが昌文君との合流を目指して逃亡を続ける一方、反乱軍が南越の刺客・ムタを送り込みます。

そして最後に姿を現したのが、王騎将軍。

政たちの知らないところでも、王宮を巡る争いはさらに広がっていました。

 

 

【感想】

 

派手な戦いがあるわけじゃないのに、じわじわ面白かったです。

特に、限界まで頑張った信を政が背負ってあげるところがすごく好きでした。

政って最初はちょっと冷たい人なのかなって思ってたんです。

でも、こういう行動を見ると、ちゃんと優しさがあるんだなって感じます。

貂とのやり取りも重くなりすぎなくて可愛い。

3人の距離が少しずつ縮まってる感じもいいですよね。

それにしても最後の王騎。

登場した瞬間からインパクト強すぎ(笑)

初見だと完全に怪しい敵にしか見えないのに、後のことを知ってから読むと「ここが最初なんだ…!」ってちょっと感動します。

地味に見えて、実はかなり大事な回だなと思いました。