夏のドライブと夏の避暑地探訪、温泉へ避暑など
通年だとお盆前にやっていることが今年はそれすら頭に出てこない
そんな暑さに沸騰した夏でした。
冷房を利かして昼寝と読書もしていません。
夏というと文春に芥川賞受賞作が載りそれを読むという習慣から
自然、雑誌のカラーページを見て旅行とかグルメとかに誘われていた
のです。
それと同時に終戦を意識した安倍首相好みの記事や主義に彩られていて
そういう偏った傾向ながら日本の代表する小説の賞を主宰する権威ある雑誌だから
これが日本の標準なのかと勘違いする向きもいるのではと訝るけれど実際世の中は
そんなに人は小説など読んでいないし、せいぜいスマホの画面のメールぐらいしか
読み解くぐらいの集中力しかないのです。
さて、そんな文藝春秋に刺激される夏が今年はまだ雑誌を手にしていないことや
暑くて外に出かける事すら憚られる気温に夏休みらしきこともない今年ですが、
昨日の夜からその暑さにも変化が現れました。
午後から散発的に雨が降り、さらに夕方には本格的に降り出して、早々に
走休日を決め食事に外に出ることにしました。
せっかく涼しくなったのに走らなかったことにより寝つきが悪く、また
何回も起きてしまいました。
今朝も涼しい風が吹き夏の終わりを意識させる朝でした。
となると今年まだやってない夏の定番が気になったというわけです。
NHKでは満願という米澤穂信原作のミステリードラマを三夜連続
でやっていて夏はミステリーという雰囲気で楽しみにしてみたのですが、
見終わってあれっとなることの方が多く、そもそもミステリーというと
クリスマスに新作を発表するというアガサクリスティーの例に倣い、
スカ―ベッタの新作が今では発表されるなど冬のイメージだなと
改めて思うのです。構造的に納得できないドラマ構成など虚構的な組み立てに
難があると思わせてしまう基本的な部分で欠陥が最初からあったのではと
感じるのでした。