特別な場所と特別な思いが宿る思い出で小説が出来ると
いうのはありそうことです。
最近多いご当地言葉でつづるリズムと独特の場所の情景が
聖地だったり、祈りだったり特別な思いとリンクするという
のも特別珍しいことでもないのですが、この本は描写が
行ったり来たり繰り返される引きちぎられたミミズというのは
なになのか実際の専門家の知見が示されるわけでもなく、
何を際立たせたいのか不明なのです。
そんな上っ面だけなぞるような話が最近は多いのです。
途中過去と現在がごっちゃになって子供を捨てちゃう
異常者の話なのかとどきどきしちゃいますが、まあ
特別変わったことも結局起きないのでこの過去と現在の
行き来を情緒的に楽しむ本なのかという感じです。
つまりはあまり新しさも斬新なアイディアもなく、夢中にさせる
物もなく読書のワクワクとかドキドキもなくという最近の
本のありそうな話でとどまっている感があります。