この映画は多分劇場でみたと思います。
しかし、どんな映画かというとよく覚えていないのです。
でも、海外ドラマや映画の中でよくネタにされたり、有名な
作品です。
多分私は映画館で当時日本で公開した短縮版をみさせられたはずで、
つまらないと思ったはずです。
この牛を解体するシーンで見たことを思い出しました。
なんとNHKはこれをノーカット版をインターミッション入りで放送したのです。
ただ昼間の時間でしたから果たして何人の人が見たかは謎です。
ネットでも感想を漏らしている人が皆無なので、観た人はかなり少なかった
はずですし、楽しい映画でもないので当然かもしれません。
特にユナイテッドアーティスト社を倒産に追い込んだ巨匠の
作品として記念碑的な作品かもしれません。
マイケルチミノといえばディアハンターですが、この映画も
何度か見たものの結局感傷的な戦争の傷をことさら訴える
ものでありながら、本当の戦争を懺悔するものでもないし、
アメリカの姿勢の批判でもないというやはり何の映画かと
疑問が残り、娯楽とか痛快とかそんな言葉からはかけ離れた
作品でした。
しかし、難解とということになるとやたら芸術好きの人がマイケルチミノ渾身の
人間の原罪を問う作品とか法と人の力の限界とか言い募ります。
議論好きの人にはいろいろなネタになりそうですが、結局のところ
見ても面白くないのですが、実に興味深いところもあるのです。
この映画のファッションとか法律解釈とかが金をかけて再現した
物の正しいのかどうかということもそうだし、もはやこういう大量
物量投入作というのは誰も撮ることができないでしょうし、やろうとも
思わないでしょう。
こと法律ということと人々の争いがテーマのようであり、民族紛争的
な意味合いもあるのに、その背景の宗教はまったく触れられず、
ただ格差というものが拡大すると不幸な結果を生むという現在に
通じる教訓話となっています。
それに二人の男の間に揺れる女の話も乗っかっているのですが、
それが娼婦であり、暴力で排除する側に殺されてしまうという
悲劇話に仕上がっているところが特徴です。
アメリカでは上映して一週間で打ち切りになったそうです。
つまりはアメリカでこの作品を知っている人も少ないということ
になります。
ディアハンターは結構話題にもなりますが、こういう悲劇の史実と
いうのがアメリカ人は嫌いなのでしょう。
日本では結構こういう歴史ものとか大作的な人間ドラマは作られて
それが町おこしになるとか上映方法もゲリラ的につづいていたり
します。
これは国民性の違いなのでしょう。また映画を記録的なものとか
芸術的な意味合いとか価値に重きを置く向きが多いのも日本的
なのかもしれません。
しかし、どんな映画かというとよく覚えていないのです。
でも、海外ドラマや映画の中でよくネタにされたり、有名な
作品です。
多分私は映画館で当時日本で公開した短縮版をみさせられたはずで、
つまらないと思ったはずです。
この牛を解体するシーンで見たことを思い出しました。
なんとNHKはこれをノーカット版をインターミッション入りで放送したのです。
ただ昼間の時間でしたから果たして何人の人が見たかは謎です。
ネットでも感想を漏らしている人が皆無なので、観た人はかなり少なかった
はずですし、楽しい映画でもないので当然かもしれません。
特にユナイテッドアーティスト社を倒産に追い込んだ巨匠の
作品として記念碑的な作品かもしれません。
マイケルチミノといえばディアハンターですが、この映画も
何度か見たものの結局感傷的な戦争の傷をことさら訴える
ものでありながら、本当の戦争を懺悔するものでもないし、
アメリカの姿勢の批判でもないというやはり何の映画かと
疑問が残り、娯楽とか痛快とかそんな言葉からはかけ離れた
作品でした。
しかし、難解とということになるとやたら芸術好きの人がマイケルチミノ渾身の
人間の原罪を問う作品とか法と人の力の限界とか言い募ります。
議論好きの人にはいろいろなネタになりそうですが、結局のところ
見ても面白くないのですが、実に興味深いところもあるのです。
この映画のファッションとか法律解釈とかが金をかけて再現した
物の正しいのかどうかということもそうだし、もはやこういう大量
物量投入作というのは誰も撮ることができないでしょうし、やろうとも
思わないでしょう。
こと法律ということと人々の争いがテーマのようであり、民族紛争的
な意味合いもあるのに、その背景の宗教はまったく触れられず、
ただ格差というものが拡大すると不幸な結果を生むという現在に
通じる教訓話となっています。
それに二人の男の間に揺れる女の話も乗っかっているのですが、
それが娼婦であり、暴力で排除する側に殺されてしまうという
悲劇話に仕上がっているところが特徴です。
アメリカでは上映して一週間で打ち切りになったそうです。
つまりはアメリカでこの作品を知っている人も少ないということ
になります。
ディアハンターは結構話題にもなりますが、こういう悲劇の史実と
いうのがアメリカ人は嫌いなのでしょう。
日本では結構こういう歴史ものとか大作的な人間ドラマは作られて
それが町おこしになるとか上映方法もゲリラ的につづいていたり
します。
これは国民性の違いなのでしょう。また映画を記録的なものとか
芸術的な意味合いとか価値に重きを置く向きが多いのも日本的
なのかもしれません。