いつでも素晴らしい仕上がりの珈琲を
作れるようになったらなったで、次は
10回に１回もっとすごい珈琲が出来上がる
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楽しいことを繰り返すと限界は無くなる
「こんな珈琲は なかなか出来ないぞ」
だったら、10回に１回ではなく
「５回に１回出来るようになりたい」
と、願いつづけて焙煎するようになる
また、だんだん出来るようになってくる
さすがに、もうこれでいいかと言うと
そうではない
なぜなら
「５回に１回できるなら
毎回、すごい珈琲を作り出したい」
と、思うようになるから･･･
やがて限界など無いのではないか？
と、思うようになり
あとは、ただひたすら
もっと上を さらに上をと目指していく
もう楽しくて仕方がない
機械まかせの珈琲作りでは手の届かない
味を作る世界に身を置いていることを
とても幸せに思う
命をかけると言えば
おおげさに聞こえるかも知れないが
残りの人生すべてを
味わいを追求する活動に使うならば
おおげさではなく
まさに そのとおりだと
私は胸を張って言える
世の中すべての人には無理でも
せめて私の大切なお客様には
追求し向上し続ける珈琲の味わいを
楽しんで戴きたいと願っている。
このようにして
10回に１回を繰り返して行くと
楽しいことは生涯続いてゆくのである。