森博嗣(もりひろし)箸「笑わない数学者」

古本屋でふとタイトルに惹かれて手に取ってみたが、予想外に面白かった。

数学といえば昔、当たると評判の手相屋に手相を見てもらったときのことを思い出す。

「抜群に数学に向いてますね。数字とか計算とか強いでしょ?」
「いえ、まったく」
実際に、数学は偏差値の低い公立高校の授業の時点で完全に諦めていた。
数2?の対数が出て来た頃には完全に数学へのベクトルは下向きになっていた。

しかしながら、いまになってたまに思うことがある。自分はもしかして数学が好きなのではないかと。

北野武が深夜にやってた数学番組とかはたまに見ていたし、素数の美を熱心に語られたときは、なんだかゾクゾクした。もちろん内容は全くわからなかったが…
この小説もタイトルにあった内容になっていると思う。数学的な内容は全然理解できなかったが、なんだか面白かった。たぶん、きっと、数学的な考え方が好きなんだろう。


最後にある「円の中心から円の淵を跨がずに外に出れるか?」なんてのは最高に好きだ。
出題された女のこはこう言う。「不可能だ」
そして問題を出した老人は「私には出来る」といい、円のなかに立ったままこう言う
「ここが外だ」
円をずーと大きくしていくと、どうなるかとのことだ。どちらが外でどちらが内なのか・・・・
すでに数学的なのかどうかも不明だが、なんだか好きだ。

それにしても最後の老人は一体誰???

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)/森 博嗣
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【評価】
トリック度・・・3
数学度・・・5
謎度・・・4
面白さ・・・4