「陽気なギャングが地球を回す」に続いて、伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」を読んだ。

これも職場の上司からのお勧め作品だ。

本を手にしたときの最初の印象は、「厚っ!」である。

とりあえず総頁数を見てみたところ、700頁以上もあった・・・
700頁もあった小説はこれまで記憶にない。
実際に通勤時間のほとんどを費やして、読み終わるまでに先週の丸一週間を要した。

伊坂作品はスロースタートなものが多いのか・・・

前置きが長い。確かに目次から推察して、事件編がメインだとは思ったが、
それまでの前置きが長すぎて、このままこの感じでストーリーが進んでいくのかと思った。

しかし本編に入り、物語が進んでいくと、主人公、主人公を取り巻く環境、ストーリーに段々と引き込まれていく。

ちょうど漫画「ビリーバット」を読んでいて、その際にケネディー暗殺に調べていたこともあり、
ぐいぐいはまってしまった。

それにしても、陽気なギャングとのこの違いは、同じ著者が書いたものとは思えんな・・・
幅が広い。


ひとつ思ったことは、この主人公を信じる仲間たちの共通の理由が「あいつはそんなことが出来るような大人物ではない」ということだが、自分だったらそれはそれで若干寂しいな・・・

【超主観的評価】
読み応え・・・5
すっきり度・・・2
切ない度・・・4
ストーリー・・・4
お勧め度・・・4

ゴールデンスランバー
¥900
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最近、子供の寝つきが悪く、妻は腹を立てている。
夜型の両親を持ったためか、妻が寝かしつけようとしても「寝たくないよー」と騒ぎ出す。
そんな夜の娘に妻はひどくご立腹だ。

そんな妻は深夜になるとテンションが高くなるので、私は困っている。

0時~1時くらいに布団に入るのだが、「ここからは私の時間よ」とばかりに高らかに喋りだす。

ちょっと前なら主にスーパートーク(スーパーについての話)だったが、最近は隣のジジイがうるせえとか、前のガキがうぜぇとか、隣の住人がブサイクだとかそんな話が永遠と続く。

そして私が話を聞いていようが、聞いていまいが、「ちょっと聞いてんの?!」という口癖とともに、
足で私のお腹を蹴ってくる。

少しでもその攻撃を回避しようと、ベッドの端っこまで移動するのだが、「ベッドが壊れるだろぉ」と許してはくれない。



先日はこんなことがあった。

「明日も仕事なので、そろそろ寝かせてください」と最後の豆電球を消そうと、身体を半分起こし、電気の紐に手を伸ばしたときだった。
暗闇のなかで何かが目の前を通りすぎた感じがした、と同時に喉元に強烈な痛みが・・・

横寝からの右ハイキックだった。


「うっ」とうなり声を上げる私の横で、いつものごとく「キャー、キャッキャッキャッ」と妻の笑い声がコダマする。


「は・・・ま・・・ちゃ・・・・んっ」

そのまま私は眠りにつくのだった。



私の妻は優しい妻である。

私がなにかオイタをしてしまったときは、「ふざけんなよ」と物静かに言い、
その後に右拳を固め、振りかぶり、私のボディーに向かってまっすぐに振り放つのだが、
なんとそのボディーブローを寸止めにしてくれるのだ。

そんな優しい妻だが、ときにミスもある。
寸止めが寸止めとならず、そのまま私のボディーに突き刺さるのだ。

それにしても基本的には寸止めなので、悶絶するほどではないのだが、
「うっ」と私がいうと、にやっと至福の笑みを浮かべる。

ただこれがみぞおちとなると話が別だ。
寸止めの勢いとはいえ、みぞおちは痛い。
私があまりの苦痛に顔をゆがめたときの妻の笑いは、実にB型であることを特徴付けている。

ボディーブローが見事に決まったとき、妻は自らのお腹を抱えてこう笑う・・・

「キャッー、キャッキャッキャ」


私は薄れ行く意識の中で思った。
「この笑い声、どこかテレビで聞いたことがある」

そして気付いたのだ。これはドSで有名なダウンタウンの浜田雅功が、突っ込まれた相手が本気で痛んでいるときの笑い方と全く同じ笑い方ではないか。

ガキの使いで、ブラマヨの小杉が髪の毛を掴まれ、引き摺られ、泣きそうな顔をしてたときの浜ちゃんの笑いが脳裏を掠める。

「キャッー、キャッキャッキャ」

そういえば彼もB型だった・・・