浅田次郎著『プリズンホテル』のシリーズ最終の春を読んだ。

本当は3巻を読んでからにしたかったけど、1、2、4しか売ってなかったのです。

今回の宿泊客は52年越しで放免になった小俣弥一と、それに付き添う形となったクスボリ社長、それと娘を一流の役者にしようと躍起になっている春野親子、と、花沢繁の担任教師。そして出版社の方々である。

泣き所はやっぱり梶板長と服部シェフのやり取りだな。

とりあえず名作と呼ばれるものは読んでおこう。と思い立ち、ブックオフで走れメロスを手にした。

太宰の作品は初めて。というより昔のひとの作品は、数年前に三島由紀夫の「金閣寺」を読んで以来だ。

まだ途中だが、有名っぽい「富嶽百景」で手が止まった。

全然わからない。

だが、きっと名作と呼ばれるなにかがあるはずだ。太宰の人気の理由がここにあるのではないか。

考え出すと思考がそちらに向き、本と向かい合えない。富嶽百景で一旦手を止めた。

「富嶽百景」絡みで調べてみたが、調べれば調べるほどわからなくなってくる。
どうやら教科書の教材とかで使われているらしく、「こんな風に読んでみたら太宰がなにを思って書いたのかわかると思いますよ」とかいう、正解を求めている私には大変苛立つヒントのみがヒットしてくれる。

なぜ富嶽百景としたか
なぜ石原美和子との結婚を決意したか
富士山と月見草
最後の絞め
などなど・・・

わからん。もう一回読もう・・・


小説を読んでから同作品を映画でみると、9割9分面白くない、いやがっかりする気持ちも発生するので、面白くないどころでなく、損失だ。だったらみなければいい、とは思うが、小説が面白いとどうしても映画にも期待してしまい、見ない訳にはいかなくなる。


仕方がないので、既に映画化されてる作品については、小説を読む前に映画を見ることにした。


今回の作品は『重力ピエロ』。完全に映画先作戦が効を奏しました。

ストーリー的にも先がわかんないから楽しめるし、期待がない分がっかりすることもない。これだな。


それにしても小日向文世はいい役者さんだな…才能際立つ演者という訳ではないが、独特の世界観を醸し出す演技には、心癒されるところがある。