パリサイ人のシモンはイエスが自分の家に来て
食事をとるようにしきりに勧めました
なぜでしょうか?
パリサイ人は自分が他の人よりも、
また他のパリサイ人よりも
目立つこと 偉くなること 地位や名声を得ること…
に強い関心がありました。
また、自分たちは罪の無い人間だという高慢な思いを持ち
普通の一般の人々のことでさえも
「地の民」と呼んで見下していました
イエスは病人を癒したり死人を復活させるといった
奇跡を行なっており 多くの人々がイエスを信頼していました
それで、シモンはこう考えたはずです
「イエスが私の家に来てくれたら、私の名声も上がるだろう
イエスに付いて来てる人たちもみんな呼べば、
私がとても 寛大な人だと思わせることができる
本当はイエスなんか好きじゃないが…そこは今だけ我慢して…
表向き『先生』とよんでおけば問題ない
足なんか綺麗にしてやらなくても誰にもバレないだろう
俺の方が偉いんだ足を拭くなんて卑しい仕事するもんか。
油?そんなん もったいないから 塗らないさ。ケッ!」
罪人として知られる女性が入ってくる…
パリサイ人は罪人と食事を食べないという
厳格な自分たちのルールを守る
「チッ!クソォ 嫌な時に変なヤツが来やがった。
これじゃ 俺の評判が悪くなるかもしれない。
あ…イエスがこのゲス女を追い出してくれたら良いんだが…
おいだせ おいだせ おいだせ おいだせ おいだせ おいだせ おいだせ……
[罪人の女性]
泣いたってオメーの罪は重すぎて許されねーよ!
ていうか、許されてぇなら手順が違うだろよ!
俺たちパリサイ人とかの ところに来て 洗いざらいザンゲして
犠牲の動物とか山ほど寄進しねぇと許される はずぁねぇよ」
権威にこだわる人は恥をかく
高慢な人は許しを求めたりしない
最終的にイエスと神から是認されたのは…
元 罪人の女性のほうだった