バランス | Talk'n Blues

バランス

果てなく広い夜で途方に暮れ
ギリギリの責めぎ合いを繰り返した。

怒りと哀しみを天秤に乗せ
なんとか均衡を保っていたのに

呆気なく貫いた限界は
躊躇いなく心を砕きにかかる。

乾いた白いシャツが私の眼を抉ろうとする。

何故
あなたは今になって希望の欠片を投げかけるのか。

差し伸べられた華奢な手は
私を骨の髄から溶かそうと試みている。

今更、降って沸いた希望は重すぎる。

どうすればいい?
何処に行けばいい?

戸惑ってばかりの私。
あての無い場所を彷徨う私。

いつになれば、また

動き出す事が出来るのだろう。