日 | Talk'n Blues

日

私は 後悔しない様に、罪悪感を抱かない様に生きてきた

つもり。

あの人に対して 後悔も、罪悪も持ち合わせてはいない。

なのに、うまく笑えない。心からの笑いが絶えている。

そんな気がしている。

笑いかけても もらえていない。

そんな気がしている。

心からの笑いを 共有したいのに。掛け値無しの本心なのに。私は何処に立っているんだ?

何時になれば。

私の心は揺れる。制御できない程に、揺れる。

終わった夢を、もう一度見たいと 何度も布団に潜り込む子供の

気持ち。

アミを片手に、見失ったトンボをいつまでも追いかける子供の

気持ち。

そんな感情 もう自分には無いと思ってた。失われてしまったと思ってた。そうやって、大人になっていくのかもしれないと、思ってた。

失われない感情だったようだ。

抱いたままに、時が過ぎ去り 大人と呼ばれる年齢になっていくだけだ。

何をすれば解放されるのか。
何かすれば解放されるのか。

いったい何が解放なのか。

時間が過ぎていくのを 待とう。


私の心から、あの人が居なくなるまで 私は目を瞑ろう。

私は今夜も 見失ったトンボを追いかけ、夢の続きを求めて布団に潜り込む。

でも、寝て見る夢も起きてから見る現実も、どちらも私にとっては

黒々とした闇が広がるばかり。

それでも、もう一度夢が見たくて 私は

眼を閉じるのだ。