業 | Talk'n Blues

業

世間では恋を、素晴らしいものの様に言う。動物は恋をしない、人間にのみ許されたモノと聞く。

本当だろうか?

恋をするとそれまで見えなかった自分が見えてくる。新たな自分が見えてくる。

見たくなかった自分も。

恋が終わり、私は狂いそうな程に苦しい。黒い闇にがんじがらめにされて抜け出せそうにない。

どうすればいいのか。わからない。

だけど

こんなに苦しいのに私はまた、恋をするだろう。

そして私は思う。

こんなに苦しく、つらいのにまた、恋をするであろうと言う私、人間は 罪深いかもしれないと。

恋は、人間に課させられた「業」なのではないか。

罪深さ故に、恋という「業」を背負わされるのではないか。

恋は人間に許されたモノではない。動物たちは許されたからこそ、恋をしなくてもいいのではないか。

私たちは、なんて重い「業」を背負わされたのだろう。
私たちが何をしたというのだろう。

それでも 心の底にいるもう一人の私が言う。

恋という「業」を背負っているからこそ、人間なのではないか、と。

恋という「業」を背負わされていない人間は、人間たりえるのか、と。

恋をするから、私たちは人間なのかもしれない。