今、はしかの感染がニュースになっていますね。

子供の頃に予防接種をしますがどんな病気なのでしょうか?

はしかは麻疹(ましん)ウイルスによる感染症で感染力が強く死亡することもある病気です。

毎年、世界では16万人が亡くなっていると言われています。


感染のしかたは唾液などの分泌物が感染源となる飛沫感染や接触感染だけでなく、空気感染もしてしまう。

ウイルスに感染した場合は95%の確率で発病します。

約10日の潜伏期を経て38℃以上の発熱、咳 鼻水 結膜炎などの症状がでます。

その後にいったん熱が下がり耳あたりに発疹が現れ39℃以上の熱がでます。

そうすると口腔にはしかの特有症状であるコプリック斑(白い粘膜疹)が出て、発疹も全身に広がる。


肺炎や中耳炎を合併して発症する事が多く、まれに脳炎も1/1000人の確率で罹る。


以前は1度罹るともうならないと言われてたはしかですが、最近では稀に再感染する場合もあると言われています。

今では2回の予防接種を1歳の時と小学校入学前に受けていると思います。

1978年以前の生まれではワクチンを摂取してない可能性があり、1978〜1990年生まれの場合は1回は予防接種を受けているはずです。


なぜ2回も予防接種する必要があるのか?

それは1回のワクチン摂取で免疫が獲得できる確率が95%なので獲得できなかった人の為や、免疫獲得が弱かった人の為なんです。

実は1回で予防接種してできる免疫量より2回目の方が免疫量が3倍位違うんです。

これをブースト効果(免疫増幅効果)と言い、1回目から約4週間あけて2回目をすると最大になると言われています。


はしかに罹った事がなくワクチン接種のみの免疫の場合は10〜20年で免疫が低下します。

気になる方は病院での抗体検査もあるので調べてみてはどうでしょうか。