さて燃料噴射にはいろいろな補正があるのだが、台湾仕様のシグナスXは国内仕様のシグナスXには
ない補正、制御をしている部分がある。
それがこのO2センサーである。
O2センサーとは名前のとおり酸素センサーである。で、どこについてるかといえば、エキゾーストパイプについている。 そう、エキゾーストパイプ内の酸素を有無を見ているセンサーである。
なぜ、酸素の有無を測っているのか それはマフラーに有る『触媒』で効率的に排気ガスの有害成分を
浄化するためである。
この『触媒』はガソリンと空気が過不足なく燃焼した状態で最高のパフォーマンスを発揮する。
このガソリンと空気が過不足なく燃焼する状態というのが『理論空燃比』といわれている。
理論空燃比、ストイキ、 A/F(エアーフューエルレシオ) 14.7
なんて、言われている。 ガソリン1に対して空気が14.7だよってことである。
この理論空燃比を境に、ガソリンの比率が高くなるとA/F数値は小さくなり『リッチ』、逆に低くなるとA/F数値は高くなり『リーン』
O2センサーはエキゾーストパイプ内の酸素があれば『リーン』、なければ『リッチ』と判断するが
どのくらい『リッチ』、『リーン』なのかを判断するには適していない。
要するに理論空燃比付近の極狭い範囲しかわからないのである。
名前からしてそのまんまである。
このO2センサーからの信号情報を元にECUが理論空燃比付近になるようにインジェクターの噴射時間をコントロールしているのである。
これを空燃比フィードバック制御と言う。
とても頭のイイ制御におもえるが、ボアアップしたり、ビッグスロットルを入れたり、インジェクションコントローラーなどで空燃比をいじる場合 とても邪魔な制御である。
大幅にずれた空燃比をこの制御があるから理論空燃比にコントロールしてくれるというのは、大間違いである。コントロールできる幅がある。
また、全ての領域(エンジン回転数、スロットル開度)でこの制御をしているわけではないということ
これが問題である。
ある特定の領域だけこの制御を行っている。この領域を見つけセッティングしていくのが近道である。
