ともにチャンスを多く演出するも得点ならず。勝点1を分け合う結果に

 



雨の中、トランスコスモススタジアム長崎では2位の長崎と5位の岡山による上位対決が開催された。

長崎は山田 陸が明治安田J2第2節・仙台戦以来、マルコス ギリェルメが第4節・山口戦以来の先発。また、7得点を挙げているマテウス ジェズスが3試合ぶりの復帰となった。

一方の岡山は、前節・徳島戦から先発を6人変更。守備陣や左サイドの末吉 塁などのストロングはそのままに、中盤や攻撃陣を大幅に入れ替えた。竹内 涼は今季初先発。今月7日に浦和から育成型期限付き移籍で加わったばかりの早川 隼平は、加入後初のベンチ入りとなった。

両チームとも最終ラインからビルドアップをベースとしつつ、ボール奪取からの速攻も狙う展開に。最初にビッグチャンスを作ったのは岡山。7分、左サイドからグラウンダーのクロスを送ると、岩渕 弘人が右足で狙うが、枠の上に。長崎も8分、マルコス ギリェルメが背後に抜け出してシュートを放ったが、これはGKスベンド ブローダーセンにセーブされた。

徐々に、ビルドアップの質と球際で勝る長崎が、クロスを中心に好機を増やしていく。26分には、秋野 央樹の浮き球のパスをエジガル ジュニオが収めてシュートを放ったが、枠の外に。前半はシュート数を9対2とし、長崎が圧倒的に試合を支配したものの決め切れず、0-0で終えた。

岡山は後半の頭から木村 太哉を投入。ハーフタイムを経て岡山が流れを取り戻し、54分には早川を投入した。早川はこれが加入後初出場となった。58分にはショートカウンターから木村がシュートを放ったが、これはGK原田 岳に正面で防がれた。その後、72分には岩渕が抜け出してシュートを打つも、枠を捉えられない。長崎も89分、松澤 海斗が抜け出してラストパスを送ったが、シュートまで行けず。

両チームともチャンスはありながらも、ゴールネットは揺らせず、試合終了。勝点1を分け合う結果となった。