極上のキッカー・福森。“飛び道具”を駆使した横浜FCが岡山を撃破

 


朝から降っていた雨が試合開始前から強くなったシティライトスタジアムでキックオフした試合は、思うようにボールを前に運ぶのが難しいピッチコンディションとなった中、横浜FCの“飛び道具”が威力を発揮した。

10分、髙橋 利樹が体を張って相手コートでFKを獲得すると、福森 晃斗がセットする。背番号24が狙い澄ましてゴール前のスペースへ入れたボールに髙橋が飛び込み、ネットを揺らした。

追いかける展開となった岡山は、前線でグレイソンが体を張って起点になり、2列目の田中 雄大と木村 太哉が飛び出してゴールへ向かっていく。そして20分に最初のCKを獲得し、仙波 大志の蹴ったボールをファーサイドに流れた柳 育崇が頭1つ出る形で競り勝ったが、ヘディングしたボールがグレイソンに当たってゴールマウスをそれていった。

すると31分、再び福森の左足が得点を生み出す。相手コートでFKを得ると、先制点と似たようなボールがゴール前に入っていき、今度は岩武 克弥が押し込んだ。さらに43分、福森が蹴ったCKにユーリ ララが競り勝ち、ヘディングシュートを決めた。

3点のビハインドを負って前半を終えた岡山は、一気に4選手を交代して後半をスタートし、横浜FCに圧力を掛けた。太田 龍之介のポストプレーでアタッキングエリアに入っていき、ガブリエル シャビエルの質の高いプレースキックでゴールを脅かした。そして72分に田上 大地が獲得したPKをルカオが決めて追い上げるも、横浜FCの選手たちは慌てずタフに戦い抜いた。

雨中での一戦を3-1で横浜FCが制し、岡山は今季初黒星を喫した。