先制は岡山。しかし、PKストップの町田が逆転勝利を果たす

 


立ち上がりに岡山が先制点を奪取した。6分、左サイドから逆サイドにボールを展開し、河野 諒祐が上げた低くて速いクロスに田中 雄大が合わせる。理想的な形でゴールネットを揺らした岡山は勢いに乗った。出足で勝つことで球際の争いを有利に進めてゴールに向かった。

20分を過ぎると、町田が相手陣でボールを保持する時間が長くなっていく。岡山も集中して守りつつ鋭い攻撃を見せたが、39分に町田に同点ゴールを許す。鈴木 準弥が蹴ったFKを藤原 優大が頭で触ってゴール前で混戦になり、最後はチャン ミンギュが押し込んだ。

互いに良さを出し合って後半を迎えると、すぐに町田が逆転に成功。47分、右サイドから藤尾 翔太が入れたボールは左サイドに流れ、そこから翁長 聖がクロス。これを藤尾がヘディングシュート。これはGKに防がれるが、そのこぼれ球をエリキが押し込んだ。

ビハインドとなった岡山は、選手交代を行って反発していく。58分には左サイドに末吉 塁を投入し、佐野 航大が中央へポジションを移す。すると、その2人がアタッキングエリアで違いを見せた。65分に佐野のスルーパスを受けた末吉のシュートはGKに阻まれるも、66分に末吉がドリブルでペナルティーエリアに進入してPKを獲得。しかし、櫻川 ソロモンの蹴ったPKはGKポープ ウィリアムにセーブされる。

リードを守った町田は、71分にロングスローから得点を奪ってリードを2点に広げ、試合終盤は余裕をもって進めていく。ホームの岡山は柳 育崇を前線に上げて最後まで攻めたが、得点を奪うことはできず敗戦を喫することになった。