清水が逃げ切り成功。6戦負けなしで順位は4位に浮上

 


夏休みに入って、子どもたちがたくさん詰めかけているIAIスタジアム日本平。清水は今節、2023LIMITED UNIFORMとして『エスパルスエメラルドグリーン』のユニフォームで戦う。

清水は乾 貴士がケガで欠場し、トップ下には白崎 凌兵が入る。それによって、ボランチには宮本 航汰が入るなど、中盤の構成が多少変わっている。また、右サイドの北爪 健吾が欠場し、原 輝綺が先発となっている。

一方、月曜日に劇的な決勝ゴールで熊本を破った岡山は中4日でメンバーを1人交代。ボランチの仙波 大志に代わって、輪笠 祐士が入った。

夕方の強い日差しが残った中、岡山はコートチェンジをして、ホームの西側のコートを選択した。最初のチャンスは清水。3分、右サイド深くからホナウドが送ったマイナスのボールに白崎が合わせるが、ゴールの上に外れる。逆に17分には櫻川 ソロモンがフィジカルを生かし、反転してシュートを放つが、ゴールの右に外れる。お互いゴール前にボールを運ぶも、決定機を作れないまま前半が終了した。

岡山はハーフタイムにステファン ムークに代えて坂本 一彩を投入。清水はシステムを3バックに変更して、後半を迎える。

試合が動いたのは59分。カルリーニョス ジュニオが鈴木 唯人とのワンツーで中央から飛び込んでディフェンスラインを突破。GKとの1対1を冷静に決めて、先制に成功した。カルリーニョス ジュニオは今季2ケタゴールを達成した。

64分、鈴木 唯人が右サイドでボールを受けると、見事なループシュートを狙い、これは惜しくもポストに直撃。こぼれ球を吉田 豊がボレーで狙うも、ゴールの上に外れた。

岡山は終盤に柳 育崇を前線に残してパワープレーに出るが、なかなかシュートまで持ち込めないまま試合終了。清水はホームでは今季初めてのウノゼロでの勝利。岡山は連勝とはならなかった。