3連勝を果たすのはどちらか。黒田監督は「1点勝負」と展望

 

お互いに今季二度目の3連戦はここまで2連勝中。今節は町田と岡山による“3連勝争奪戦”が繰り広げられることになった。

首位固めを目指す町田は前節・大宮戦に1-0で勝利し、6試合ぶりのクリーンシートを成し遂げた。3連戦の3連勝フィニッシュにリーチが掛かった状態で岡山戦を迎える黒田 剛監督は、「良いオフを迎えるためにも、最高の結果で終えたい気持ちは強い」と意欲を見せる。

ただ、岡山はここまでわずか1敗の難しい相手。「負けないのはそれなりの理由がある」と黒田監督も警戒心を強める。特に岡山は2試合連続完封勝利中。そのため「1点勝負の我慢比べになるかもしれない」と町田の指揮官は試合を展望する。町田としては「無失点で試合を進め、少ないチャンスをモノにする」“黒田式勝利の方程式”を実践することが勝利のカギを握る。

対する岡山は上位追走のためにも勝点3が欲しい。昨季まで所属したミッチェル デュークが町田に在籍し、前年まで強化部長を務めた原 靖氏が町田のフットボールダイレクターを務めていることを含めれば、因縁の相手とも言える。また町田のポープ ウィリアムにとって岡山は2020年に在籍した古巣。町田加入1年目の昨季はホーム、アウェイともに出場できなかったため、町田加入後初めての岡山戦に向けて士気も高いはずだ。

また、ともにセットプレーでの得点源であるDFを擁するため、セットプレーも勝敗を左右するポイントの1つ。町田の池田 樹雷人、チャン ミンギュ。そして岡山のヨルディ バイス、柳 育崇。1人でも多く得点者に名を連ねたチームが、勝利に近づくはずだ。