地力を示した長崎。2-1で岡山に逆転勝ち

 



岡山は4日前の愛媛戦から先発1選手が変更。関戸 健二に代わって大卒ルーキーの野口 竜彦がプロ初先発を飾った。対して長崎は琉球戦から先発7選手を変更。ビクトル イバルボが今季初先発して、外国籍選手をセンターラインに並べる陣容でスタートした。

試合は立ち上がりから両チームが積極的にゴールへ向かう好勝負となった。7分に上門 知樹のクロスをイ ヨンジェが合わせて岡山が長崎のゴールを脅かすと、10分にはルアンの蹴ったCKを澤田 崇がヘディングシュート。準備してきたセットプレーで岡山のゴールを脅かす。

13分にはルアンのスルーパスを受けてビクトル イバルボが抜け出したが、ポープ ウィリアムが出足よく飛び出して防いだ。緊張感のある攻防は、徳元 悠平の左足が動かした。21分のCK。上田 康太がペナルティーエリアの外で待ち構えていた徳元へのパスを選択すると、背番号41はダイレクトボレーシュートを放ってゴールネットに突き刺した。

ビハインドを負った長崎は、後半から畑 潤基を投入して2トップに変更してゴール前での圧力を強めたが、岡山の選手たちの集中力は高かった。64分にはルアンに代えて大竹 洋平を入れた長崎は、66分にCKのチャンスからフレイレがシュートを放つもポープ ウィリアムがセーブ。岡山の守備陣は奮闘していたが、厚みを増していく長崎の攻撃を耐えることはできなかった。

73分にペナルティーエリア内でビクトル イバルボが起点を作ると、混戦の中で大竹のシュートがゴールネットを揺らす。そして、78分にはカイオ セザールのミドルシュートが突き刺さる。

長崎が地力を発揮して逆転勝ち。岡山は最後までゴールを目指して相手を苦しめたが、勝点を1つもつかむことはできなかった。