長澤徹監督(ファジアーノ岡山)
 岡山から200人ぐらいのサポーターに来ていただいて、なんとか勝利を届けたかったが勝利できず、悔しい思いでいる。ただ選手は良く走り抜いて、最後に決定機でとどめを刺せるチャンスもあったが、その辺はまだまだ勝利するための状況判断とかテクニックというのは熟していないチームなので、またしっかりトレーニングで徐々に積み上げていって、こういうゲームで勝点3を取れるチームに成長させていきたい。


 ゲームの方は、大分が自分たちのテンポをしっかり相手に押し付けるようなチームだと捉えていたので、そこの調律というかリズムのところをさせないのと、入られた時にしっかりと自分たちの距離でディフェンスをして、まずボールをしっかり奪うところから自分たちのゲームを組み立てていった。
 

 前半はどちらも前に行けず、我々も少し目が慣れるまで時間が掛かったが、後半は少し出ていき始めて、だんだん前に加える部分が出てきた。(ボールの)奪い方が良かったので、そのまま奪ったところからいい形で攻撃にシフトしていく中で、きれいなコンビネーションで1つ(点を)取って、あれをもう少し全体で集中しながら次のもう一本というのが勝ちパターンだが、その前に刺されてしまったのは、我々の引き続きの課題でもあるし、ただあそこ(失点シーン)でのコンビネーションは大分がさすがだったので、一本は致し方なしと今のところチームはそう計算している。
 

 それよりも出て行って、(関戸)健二の崩し切ったヘディングとか三村が出て行っていい形で2対1を作り切ったところを含めて、そういう部分をもっともっと勝利のために状況判断ができるようにチームをビルドアップしていきたい。
 

 ただ(リーグの)中盤戦から色々な経験をして本当に粘り強く、岡山を取り戻していこうという意味では、まだまだ技術や戦術は拙いが、走ることだけは絶対に負けないというのは体現できたと思っている。
 

 次は千葉戦なので、またホームでしっかり勝点を取れるように、政田で練習を重ねていきたい。