46位タイから一気に首位タイへ 全美貞が猛チャージ

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 

 LPGAツアー第13戦『リゾートトラスト レディス』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の大会2日目が奈良県山辺郡のオークモントゴルフクラブ(6,538ヤード/パー72)で行われ、2日間通算1オーバーの46位タイまでの選手が決勝ラウンドへ進んだ。(天候:晴れ 気温:21.5℃ 風速:4.2m/s)

 

 この日、3連続を含む8つのバーディーを奪い首位タイに浮上したのは全美貞。首位と7打差のイーブンパー46位タイからスタートし、一気に優勝争いへと加わってきた。

 

 「今日は思った通り打てて、全てが良かったです。ショットとパッティングがとても良かったですね」。

 

 全は2008年、2009年、2012年と過去3度この大会を制している。開催コースが年によって変わるため、同一コースではないものの、相性の良さは自然に感じているのだろう。

 

 「たまたまだとは思いますが、本当に相性がいいんです。いつも気持ちよくプレーできて、私にとってショットのイメージがしやすいコースが多いように感じます。レイアウトが面白くて、いいショットを打つと、いい結果に繋がる。そんなコースは好きです」。

 

 今シーズンは開幕第2戦目の『ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップ』で早々に優勝を挙げられたことが気持ち的にも大きいと話す全。自身は意識はしていないと言うが永久シードを獲得できるツアー通算30勝も見えているだけに、明日の優勝争いの行方が気になるところだ。

 

以下、各選手のコメント

サイ ペイイン (1位タイ:-7) 
「ピン位置が難しかった。攻められず、長いパッティングしかなかったです。今日の朝、昨日は昨日であまり考えないようにしようと思いました。今日のミスを明日はなくしたいです」。

 

イ ボミ (9位タイ:-4)
「パッティングが今日は本当に良かった。最近は上ばかり意識していて下半身が動いていてミスが出ていたので、今日は足を踏ん張って意識したらアイアンショットが良くなりました」。

 

藤崎 莉歩 (27位タイ:-1) 16番ホールインワン 主催者より賞金30万円
「(ホールインワンは)試合では初めてです。良い感じで打てました。打ったときは知らなくて、後ろを振り返って看板を見て、(明日の)決勝だったら800万円だったなーと思いました」。