ダビンチの『サルバトール・ムンディ』が競売にかかるとのニュースが出てましたね。
予想落札価格は1億ドルとのことです。
ダビンチの作品を入手できる機会なんてありえませんからね。2億ドル以上いくでしょうね。
この『サルバトール・ムンディ』(世界の救世主という意味)はイエス・キリストを書いた作品なのですが、同じテーマで様々な画家が『サルバトール・ムンディ』を描いています。
ダビンチが描いた『サルバトール・ムンディ』は左手に水晶玉を持っていますが、通常は水晶玉ではなくて地球を模した球体を持っています。その球体の上に十字架が立っているのが通常の『サルバトール・ムンディ』です。
なぜダビンチは水晶玉を持たせているのか?相変わらず謎ですダビンチ。
キリストは神ではなく預言者だと伝えたいのでしょうか。もしくは占い師だと伝えたいのでしょうか。占いは禁止されている時代ですしね。かなり過激な画とも捉えられますね。
このキリストの顔を見ると右目と左目のバランスが悪いように見えてきます。右目だけを注視して見ると凄く怖くなりませんか?左目だけを注視して見てもそんなに怖くはなりません。
『モナリザ』も左が女性で右が男性という仕掛けがありますが、この『サルバトール・ムンディ』も同様な仕掛けがされてるのかもしれないですね。右半分の髪形もカールされていて女性的ですしね。
通常キリストを描くときは後光や光輪を描くのですが、それもされていません。この作品が教会に飾られた履歴がない理由や、行方不明になっていた理由もそのあたりにあるのでしょうか。
横浜のそごうで「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」が開催されていました。
なかなか見応えありました。
ダビンチは面白いですねー