idとclassの違い分かりますか?
Webサイト制作でHTMLやCSSを扱うときに必ず出てくる「id」と「class」。
どちらも要素に名前を付けてCSSやJavaScriptで操作するために使いますが、具体的にどう違うのでしょうか?
初心者でもわかりやすいように解説します!
idとは?
一意性(ユニーク)
idは1つのページ内で一度だけ使用可能な名前を付ける属性です。他の要素と区別するために使われます。
<button id="unique-button">クリック</button>
CSSでは#を使ってスタイルを指定します。
#unique-button {
/* 背景をオレンジ色に設定 */
background-color: orange;
/* 文字色を白に設定 */
color: white;
font-size: 16px;
}
classとは?
複数の要素に適用可能
classは1つのページ内で複数回使用可能な名前を付ける属性です。同じスタイルを複数の要素に適用するときに便利です。
<button class="shared-button">送信</button>
<button class="shared-button">キャンセル</button>
CSSでは.を使ってスタイルを指定します。
.shared-button {
background-color: blue;
color: white;
padding: 10px 20px;
}
注意点
idは1ページ内で1度だけ使うのがルール。
idを複数の要素に使うと、CSSやJavaScriptの挙動が意図しないものになる可能性があります。
優先順位
<p class="クラス名" id="id名">
クラスとidを同じタグに使用することもできます。
この場合はidが優先されます。
idのNGな使い方
<div id="example">要素1</div>
<div id="example">要素2</div>
同じidを複数使うと、JavaScriptで要素を取得する際にどの要素を操作するか不明瞭になり、意図した挙動が得られなくなることがあります。
classでは同じタグ内で複数のクラスを記述できますが、idは複数のid名は使用できません。
<div id="hoge hoge2">テスト</div>
もし複数のidを記述するとHTMLの仕様に反してしまい、ブラウザの動作が予測できなくなることがあります。
どちらを使えばいいかわからない場合は無理にidを使用せずにclassを使いましょう。
idとclassを使い分けることで、効率的にデザインや動きを実現できます。これを機会に、コードの整理整頓を心掛けてみましょう!
idとclassを使い分けることで、効率的にデザインや動きを実現できます。これを機会に、コードの整理整頓を心掛けてみましょう!