「バットを前に伸ばす感じ」「手首を返さない(こねない)」 最近、Oヘッドから良く聞かれる言葉だね。 自分も言うけど・・・・
さて、これってどう言う事なんだろう?
またまたセブンさんの言葉を借りるよ。(笑顔)
極端にリストを返してボールを叩いている打者はリストの返しでヘッドを加速できると思ってるんだろうね。コック~アンコックは大切だがインパクト後に再度コックをする必要性は乏しい。むしろそれを習慣化する事によって再コックをしながらインパクトする癖が付くと引っ掛けてゴロになる打球が増える。
両腕が伸びるとヘッドスピードは高くなる。 人の左右の腕の長さは同じだから普通にスイングすればボトムハンド側の腕はインパクト地点から遠ざかって行き自然にブレーキがかかる。一方その時にトップハンド側の腕にはまだ余裕がありまだアクセルがかけられる。
こういう事なんだけど・・・ コック・アンコックって???ってなるよね。 手首の動きっていうのはスナップなんて言われるように 下の図で言うと「掌屈・背屈」っていうイメージが強いけど 他にも「橈屈・尺屈」っていうのもある。
なんか難しい名前だよね。あまり聞かないし。(笑顔)
人間の前腕部というのは2本の骨がある。 親指側にあるのが「橈骨」、小指側にあるのが「尺骨」 だから親指側に曲げるのが「橈屈」で 小指側に曲げるのが「尺屈」って言うんだ。
でコックというのは、親指側に曲がる事ね。 (前腕とバットの角度が90度ならコック(写真左)) でこのコックが解ける・解放される(小指側に曲がる)のがアンコック。 (前腕とバットの角度が180度に近づけばアンコック(写真右))
フォローではコックからアンコックしたリストが再度コックの状態になりそうなものだが、この状態でもアンコックしたままだという事は相当長いインパクトZONEがあるんだと思う。
これはどう言う事か?? 思い出して欲しい・・・「ナイキのマーク」(笑顔)
https://twitter.com/CoachJeffLeach/status/825747956590592000
このマークの直線に近い部分の事・・・これがインパクトゾーン。 このゾーンが狭ければ狭い程、ボールを点で捉えなくてはならなくなる。
手首を返す・こねるってどう言う状態か???
左の画像の状態ね。 悪い例のようになってしまうとスイングの軌道が変わっちゃうんだね。
これ練習中にも言ったので覚えている選手もいると思う。 自分が小学生の頃なんかは、 このような形でインパクトしてボールにバックスピンを与えて飛ばす! なんて事が本気で言われたりもしたんだよ。 (同年代の方~フォローヨロシク。)
スイングの軌道が変わると言う事は、ヘッドスピードが減速すると言う事。 それと、折角ナイキのマークのような軌道で加速して アップ軌道でインパクトしようとしているのに インパクトの瞬間に手首を返す(こねる)というのは、 その瞬間、ダウン軌道でのインパクトになる。 (まぁ、だから昔の人はバックスピンがかかるなんて言ったんだと思う。) と言う事は、引っ掛けてゴロになったり 上がっても力の無いポップフライが多くなったりする。
まぁ、こんな事をOヘッドは言い続けてくれているんだね。 だって、 レッズは「フルスイングでホームランを狙おう!」なんだもん。(笑顔)
最後にもう一つバッティングには 「ヘッドを立てろ!」とか「ヘッドが浮き上がる」 といった表現があると思うけど これは、手首を返したりこねたりして 無理に上げようとするのと全くの別物だからね。 確かにトップハンドがボトムハンドの上に行くから バットが立つって勘違いしそうだけど・・・・
三連休・・・・台風直撃って話・・・・ と言う事で長文です。(笑) さすがにオレの魔法も・・・・無理かな。
木根川レッズ 加藤
以下コメント
いつもわかりやすいブログありがとうございます! [ nag***** ] 2017/9/19(火) 午後 1:55
> nag*****さん [ kinegawareds ] 2017/9/19(火) 午後 5:28
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