皆さん、こんにちは。

 

オランダ、アムステルダム在住

MSC講師の竹内広恵です。

 

本日は、

「MSCプログラム=リソース構築プログラム」

について解説していきます。

 

MSC講座は、心理療法ではありません。

講師が使う手法も

セラピーなどとは違います。

 

長くなりますが、大切な点であり、

MSC講座に興味のある方は、一読頂けると幸いです。

 

①リソース構築であるとは?
まず、リソースとは、

困難に直面したときに自分を助けてくれる内面的な力です。


例えば、

  • 自分を落ち着かせる力
  • 自分に優しくする力
  • 他人とつながる力
  • 自分を客観的に見つめる力

MSCプログラムは

マインドフルネスとセルフ・コンパッションを使い、

以下のようなリソースを

予防的・強化的に育てることを目的としています。

  • 自己批判をやわらげ、自己への優しさを育む
  • 日常生活のストレスや困難に健全に対処する
  • 精神的なレジリエンス(回復力)を高める

②心理療法との違いは?


一方で、心理療法とは

例えば以下のような心理的な問題や精神疾患に対する治療法です。

 

  • うつ、不安障害、PTSDなどの心理的な苦痛を軽減・治療
  • 過去のトラウマや無意識の葛藤を理解・解消

心理療法の目的は、

困難な問題自体を理解・軽減・解消していくことです。

 

MSCプログラムにおいては、

これは直接的な目的ではありません。

過去の傷が癒されることがありますが、

これはあくまでも副産物です。

 

MSCの効果については、

この記事の最後に、詳細記事のリンクを張っています。
 

MSCプログラムの直接的な目的は、

あくまでも、

困難な状況に陥った時に

助けるとなる「力」「土台」を育むことです。
 

 

③心理療法は、腰痛そのものの治療

MSCプログラムは腰痛に対処し予防するための筋トレ
 

例えていうならば、

MSCプログラムの目的は、

腰痛にならないように

必要な筋肉を鍛えていくトレーニングです。

 

腰痛の直接的な治癒は目的ではありませんが、

必要な筋肉を鍛えることで、

副産物として腰痛が改善・解消されることがあります。
 

なので、以下のようなケースは、

MSCプログラムは適切ではなく、

腰痛そのものを軽減・解消してくれる医療行為、

心理療法を優先させることが適切かもしれません。

 

  • 腰痛があまりにもひどい、
  • 身動きすらできない、
  • 筋トレしている場合

治療を受けている最中には、

担当医から運動やリハビリ、筋トレを始めても良い

という許可を頂いてから、

筋トレなどを開始することが一般的かと思います。
 

MSCプログラムを受講する際も同じです。

心理療法を受けている方が、

MSCプログラムを受講される際には、

主治医からの許可が必要となります。


③MSCプログラムでは、快も不快も大切な経験です。

講師はジャッジとアドバイスを控えます。
 

筋肉に多少の負荷をかけることで

筋肉を使い鍛えていく筋トレと同じく、

MSCプログラムにおいても、

多少のストレスや負荷がかかるワークを行うことがあります。

 

そこにセルフ・コンパッションを用いていくと、

癒しの効果が生じることが多いですが、

一方で不快感がすぐには解消されないこともあります。

また、一時的に増すこともあります。
 

MSCプログラムでは、

どんな体験も大切な経験としてジャッジせず、

マインドフルネスとセルフ・コンパッションを使って

対応することを練習します。
 

筋トレでも、

筋肉に負荷がかかっている時には

瞬間瞬間の経験は、

必ずしも快楽なものではありませんが、

トレーナーはむやみに

負荷を取り除いてあげることをしません。

 

そもそも筋トレの意味がなくなってしまいますよね。

また、筋肉痛も必ずしも悪いものではありません。
 

MSCプログラムにおいて、

これは、講師も含め全員が

積極的にアドバイスをしたり助けようとしたりすることを控える

ということを意味します。

 

MSC講師は、

マインドフルネスとセルフ・コンパッションの手法を使い、

参加者のリソースを探し育む手伝いをする訓練を受けています。

 

これは経験が豊富な講師ほどその傾向があります。

(セラピーや心理療法の手法を使わないように訓練されます。)
 

難しい経験への対処方法はお伝えしますので、ご安心ください。

個別にご相談いただくことも可能です。
 

④体験を通してリソースを構築
参加者からすると、歯がゆいかもしれませんし、

不満もあるかもしれません。

 

私自身初めて受講したMSCプログラムで、

難しい体験をし講師に話をしたときの

モヤモヤを覚えています。

 

助けてほしくて、

答えがほしくて話をしているのに、

講師から来る返答は

「何を感じているのか(マインドフルネス)」

「何が必要なのか(セルフ・コンパッション)」

と言った問いで、

答えをくれないのです。
 

今でこそわかりますが、

これこそがリソース構築の練習です。

 

マインドフルネスとセルフ・コンパッションを使い、

一人だったら逃げていたかもしれない、

困難な状況と向き合い、

私が私の答えを探す

サポートをしてくれていたのです。

 

その時にはわからず、

苦しかったですが、

練習を重ねることで、

段々と自分が本当に必要としているものがわかり、

長期的な幸せのために

行動できるようになりました。

 

人から答えをもらい、

誰か、社会の軸を頼りにのではなく、

自分を信頼し

自分で決断し行動する生きる力です。
 

これこそが

人生で必要とされているリソースです。

 

MSCプログラムは、

練習すれば誰でもこのリソースを育むことができる

というスタンスです。

とにかく体験させる、自由に体験させる、ありのままに体験させるということが徹底された講座だったなと思う。教えてもらえないということに、疑問や不満を覚える場面もあるのは自然なことだったと思う。それでも、とにかく体験させるという方針が貫かれ、最後には多くの参加者が、確かにMSCの効果があったと実感できるところにたどり着かせてくれたこの講座に感心いたしました。(K.Yさん、男性、40代)

 

⑤リソースは誰にでもある。

必要なのは、それを見つけ、育むこと。


実は、私たちは、

既にリソースを持っているものです。

それらは、

自己批判や社会の声、感情に

隠されていがちです。

 

自己批判等と

上手に付き合う手法を学び、

隠されていたリソースを見つけ、

育てるお手伝いをするのが、

MSC講師、MSCプログラムの役割です。

自分は思っていたより、自分を信じているし、未来に対して希望を持っていることに気づけた(M.Sさん)

リソース、

筋肉が育まれてくると、

医師の助けなしでも、

自分の力で腰痛を防ぐことが

できるようになります。

 

或いは、以前なら腰を痛めていた

ような状況に陥っても、

負荷に対処できたり、

多少ダメージを受けても、

自分の力で回復できます。
 

⑥手段も目的もセルフ・コンパッション


ただし、筋肉を破損するほど負荷を加えると

筋トレの意味がなくなるように、

MSCプログラムでも、

セルフ・コンパッションの心の筋肉が育まれるような

程よい負荷を、程よい加減で加えます。

 

ちょっとのストレスで十分です。


自分ができるペースで進めること、

手段も目的もセルフ・コンパッション

であることが大切です。

自分に鞭を打ちながら学ぶのは本末転倒です。

MSCのコースでは例え自分にとってその時取り組むのが難しいプラクティスがあっても、そういう時は心を閉じて無理をしないことがコンパッションであると捉えられるのでプレッシャーや負担を感じにくく、全てを優しく受け入れられているような安心感がありました。(Y.Sさん、女性、30代)

 

⑦困難さに向き合うが、MSCは楽しい経験です。
 

苦しみに対処する方法を学ぶ

プログラムではありますが、

多くの方に「楽しかった」「癒された」との感想を多く頂きます。
 

毎週楽しみでした。(匿名希望さん、男性、60代)
毎回のセッションが楽しみとなるあっという間の6週間でした。(匿名希望さん、女性、50代)
安心して自分と向き合える穏やかな雰囲気の中で、学ぶことができた。(匿名希望さん、女性、30代)

とはいえ、

多少の負荷がかかり得ること、

あるいは過去の辛い経験が思い出され

心が揺さぶられることがあります。

 

私達は自分が思っている以上に

自分を守って生きているものです。

 

辛いことを感じないようにしたり

目を背けたりしがちです。

 

それ自体はとても自然で生きる上で必要ですが、

セルフ・コンパッションを学ぶと、

安心安全を感じられるようになり、

守りが少しずつ溶けて

普段見ないようにしているものや

感じないようにしているものを

感じやすくなることがあります。

妙に涙が出やすくなりました。(A.Fさん、女性、40代)

 

⑧MSCプログラムを受講する際の注意点
 

従い、以下の点に注意することが必要です。
 

⚠️過去の深いトラウマがある場合は慎重に
  → セルフ・コンパッションの練習で、かえって「痛みにふれる」こともあります。

  • 深刻なトラウマや強い症状がある場合は、心理療法の方が優先されるべきです。
  • 両方を受ける場合は、担当の心理士や精神科医に受講の許可を得て、必要に応じて相談しながら進めてください。

 

⚠️感情のフタが外れることがある
  → やさしさを向けたときに、抑えていた悲しみや怒りがあふれてくることも。
  → 感情を扱う準備や、セルフケアの方法が大事になります。
  → 対処方法は、講座でお伝えしますのでご安心ください。ただし、事前にご承知おきください。
 

そして、最後にお伝えしたい大切なことがあります。

⑨MSCプログラムには、

「すぐに楽になる」即効性はありません。
 

 練習を重ねて

徐々に「反応のパターン」が

変化していくプログラムです。
 

耐えられない腰痛には、

筋トレよりも鎮痛剤が即効性があるでしょう。

これ自体も大切な対処方法です。

 

しかし、長期的な視点に立った時には、

ある程度の筋肉がないと

また同じことを繰り返してしまうかもしれません。

 

筋トレはより長期的な視点に立っています。

MSCプログラムも同じです。

 

研究により

心理的身体的健康との高い関連性があることが、

示されていますが、

これらは即効性のある短期的な快楽ではなく、

長期的な幸せを目指しています。

MSCの効果について知りたい方は、

こちらの記事をご参照ください。
 

 

少し長くなりましたが、本日の記事はこれまでです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

もう少し詳しく話を聞いてみたい、

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